本番アルバム

2014年4月30日水曜日

劇団フレフレ号と遊ぼう 4月の報告

こんにちは、劇団フレフレ号の佐藤です。
今日は4月に行われた「劇団フレフレ号と遊ぼう」の活動についてご報告させていただきます。(このたび4月から、活動名が「演劇の日」から変更となりました。)

フレフレ号側の参加者は、佐藤(今月の担当)、井出、田村、吉武の4名に加え、ゲストとして佐藤の知り合い4名+梅原先生の知り合い1名の計9名となりました。
対して子ども達は12人もの人数が集まってくれました。連休前なのにたくさん来てくれて嬉しかったです!

今月のテーマは、「昔話の続きを考えよう!」というもの。誰もが知っている昔話「かちかち山」の続きとして、オリジナルストーリーを子ども達に作ってもらい、さらに即興劇として演じてもらいました。

詳細なメニューはこちら。
・人間知恵の輪
・積み木自己紹介
・大人による「かちかち山」前半の上演
・子ども達にグループに分かれてもらい、後半のストーリーを相談
・グループごとに、「かちかち山」後半の発表会

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・人間知恵の輪
・積み木自己紹介
まずは、当日参加した参加者全員でコミュニケーションをとりやすくするために、人間知恵の輪・積み木自己紹介で体をあっためました。
人間知恵の輪はもう3回目ですね。とっつきやすくてスリリングなので、とても盛り上がりました。
積み木自己紹介はちょっとルールが複雑で、子ども達の数も多かったので、もっとシンプルなゲームにすればよかったと、少し反省しています。

・大人による「かちかち山」前半の上演
そして前座(?)の、大人達による「かちかち山」の前半上演です。
「かちかち山」をざっくり説明すると、たぬきにひどい目にあわされたお爺さんお婆さんの仕返しに、うさぎがたぬきに酷いことをする話ですが(笑)、今回の上演では、
「たぬきに酷い目にあわされたおじいさん・おばあさん。二人の相談を受けたうさぎはこの後どうする?」
というところで、物語を中断させました。(協力してくれた友人達に感謝…!)

・子ども達にグループに分かれてもらい、後半のストーリーを相談
上演を終了したところで、子ども達に、
「このお話の続きを、皆さんに考えてもらいます。皆さんの知ってる通りのお話でも構わないし、オリジナルストーリーを作っても構いません」
と持ちかけました。
…こちらの投げかけに、子ども達はきょとんとしてしまいました。
この時点で子ども達が興味を持ってくれるかは未知数だったのですが、いざ話し合いが始まると、子ども達の議論は白熱!子ども達から矢継ぎ早に出るアイデアを大人が収斂するのが大変そうでした。
奇しくも男の子中心グループ「いでおん組」と、女の子中心グループ「たむちゃん組」の二班に分かれたのですが、各グループの話し合いのやり方が対照的でとても面白かったです。

・グループごとに、「かちかち山」後半の発表会
そしてついに、各グループの発表がはじまりました。
2グループとも、自分の考えたお話を、のびのびと演じてくれました。
「いでおん組」ではオリジナルの小道具を作って、元気いっぱいのお芝居を見せてくれました。
一方「たむちゃん組」では、綺麗にオチのついた、なかなか起伏に富んだストーリーを展開してくれました。
どちらもとても楽しかったです!

反省としては、こちらの指示が「お話をつくろう」というかなり漠然としたものだったので、お話の収拾をつけるのに苦労させてしまったかな…という点です。また自分の表現を他人に「伝える」ことの楽しさも、ぜひ経験してもらいたいです。
お話作りにも即興劇にも、多少の経験が必要です。これからも子ども達に、「自分の考えたことを、自分自身が表現する」ことの楽しさを学んでいってほしいです!

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手短かですが、今月の報告は以上です。
来月の「劇団フレフレ号と遊ぼう」は5月24日(土)です。来月の報告をお楽しみに。


佐藤史弥