本番アルバム

2016年12月14日水曜日

わくわくシティ(2016.12/3)「よいこ、わるいこ、クリスマス」

12月の「劇団フレフレ号と遊ぼう」は年1回のスペシャルバージョン。児童館の出張児童館企画「わくわくシティ」への参加も3回目になりました。今年は一昨年と同じ小学校の校庭での野外活動ですが、毎年快晴に恵まれています。
出張児童館「わくわくシティ」のオープニングに引き続いてフレフレ号では演劇を上演しました。今年は「よいこ、わるいこ、クリスマス」と題して昨年度と同じ「シロ」と「クロ」と今年はもう一人「サンタクロース」が加わりました。12月ですものね。

あっ!この看板、昨年も児童館が用意してくれていました。
(見に来てくれたこどもたちには40やっちがもらえます。普通の演劇とは逆ですね。)
広い校庭を舞台に簡易にではけ口を作成中。
3月に児童館での寄席で使用したのを活用中。
さあ、脚立を使って何を作っているのでしょうか?
そう、クリスマスですからねっ。
(懐かしい朝礼台は格好の作業台)
ツリーができたらこの人ですね!
岡さんの入念的確な事前準備、指導で、会場も小道具も整いました。


公演「よいこ、わるいこ、クリスマス」の始まりまじまり〜!
「みんな集まったかな?」
『フレフレ号知ってる!児童館のだぁ!』と客席から声もかかりました。
「しろ」と「くろ」が歌いながら踊り出しました。
この二人、仲が良いのか悪いのか・・・
手ぶらで「サンタクロース」が現れた。
なっ、なんだこれは!!!(サンタ)
手を上げろ!
ステキなプレゼントをもらえて、オシ・マイ!


公演の終了後、わくわくシティではフレフレ号は二つのブースでたくさんのこどもたちと遊びました。
一つは昨年も担当した「人動販売機」でした。単純なのですが、これがまた人気なんです。
二つ目は今回初めて担当した「Pモンボンバー」、これはこれで準備する方もゲームする方もなかなか難しい・・・
手伝ってくれたこどもたちには10やっちがもらえます。
人動販売機の前は人だかり、お手伝いのこどもは販売機の中に・・・
「はい、受け付けますよー、順番に並んでね。」


9時に会場入りして、4時間かけて設営と当日稽古、13時から本番をして、引き続き15時半までブース運営。毎年クセになるような高密度の一日です。参加した3年とも快晴だったのがありがたいです。
おつかれさま!もう陽が暮れて来ました。
まだまだ元気!!
来年もまたね。

今日の感想です

【たむら(しろ)】
子供達の素直な反応がとても嬉しかったです。
4年間、児童向けの劇の脚本を書いてきて
子供達がどういうものが好きなのかを試行錯誤してきた成果が活かせたと思います!!


【岡】
久々に舞台の道具を製作しました。
制限がある中で要求に応える難しさは相変わらずですが、子供が作ろうと思えば作れるものを目指して工夫を凝らしました。
段ボールや新聞紙をメイン素材としてできるだけ簡素な構造を目指して考えを詰めるのは楽しい作業です。

道具によって児童が笑い始めてくれたのが嬉しかったです。

その後の祭りで劇の小道具に興味を持ってくれた児童もたくさんいて、いい刺激になってくれたらいいなぁと祈っています。

【といだ】
僕は途中からお手伝いさせていただいたので、劇を見ることはできなかったのですが、帰りの際子供達が浜崎さんに「サンタさんサンタさん」と駆け寄る姿を見て、劇が子供達に与えた良い影響について考えました。
ありがとうございました!

【なかやま】
今日はお手伝いに呼んでくださり、ありがとうございました!

本番までの稽古や準備など、時間のないなか大変だったと思いますが、とても楽しくて面白い素晴らしいお芝居でした!

わたしも子供達と一緒に楽しませていただきました。ありがとうございました!

ブースの運営では、たくさんの子供達と直接ふれあうという貴重な経験をさせていただきました。

今日は風か強かったので、Pモンボンバーゲームはうまくいくかしら、、、とはじめは心配していましたが、アルバイトの子供達も楽しみながら頑張ってくれたので、大盛況のうちに終えることができました。

私自身もとても楽しかったですし、なにより子供達が楽しんでくれたのが嬉しかったです。

今日は子供達にとって特別に楽しい1日になったでしょうし、地域の人達が絆を深めることもできたと思います。

1日限りのお手伝いでしたが、私もいい刺激をたくさん受けました。

ありがとうございました(*´∇`*)

【かわしま(くろ)】
お疲れ様です!
先にハケてしまいすみませんでした💦
ハプニングもありましたがとても楽しかったです。
子供たちの反応は素直で分かりやすくて楽しいですね!
帰りも話しかけてくれる子供たちがたくさんいて幸せでした。
貴重な経験をありがとうございました!

【よしたけ】
お疲れ様でした。
通しの時から見てくれてた子がいて、本番もギリギリ来てくれて、さらにお店も顔を出してくれた子がいて嬉しかったです!
子どもが笑いながら楽しそうに観ていたので安心しました。
楽しい1日でした。ありがとうございました。

【はまさき(サンタクロース)】
お疲れさまでした。

やっぱりあうあさんの台本でやるのは楽しいし、岡さん、始めたくさんの人の協力があってできたものだと思います。

急に誘って参加してくれたちーたろうも、無理な頼みを聞いてくれた、はるちゃん、のあもありがとうございました。

終演後も、子供たちが話しかけてくれて嬉しかったし、本当に子供たちが楽しめたんだなと、実感しました。

本当に参加できて楽しかったです!!!


次回は来年2月に児童館へ「笑い」を届けます。


2016年11月1日火曜日

劇団フレフレ号と遊ぼう10月企画『あーと⭐️わーくしょっぷ⭐️ふぇすてぃばる』

今月の児童館は昨年実施した「あーと⭐️わーくしょっぷ🌟ふぇすてぃばる」http://furefurego.blogspot.jp/2015/07/6.htmlの第2弾として、これまで毎年行っている段ボール工作http://furefurego.blogspot.jp/2015/08/blog-post.htmlと組み合わせて実施してみました。

まずはおとなの本気からこどもたちに入り込んでもらえたらと、冷蔵庫の段ボールで巨大な構築物を作りました。その後でこどもたちに入ってもらい材料の大量の段ボールで自由な発想で続けてもらう趣向で始めました。


最初に大きなものを作った後にこどもたちの要望に合わせて段ボールを切っていく黄色いTシャツのカッターマンおかさん。
【カッターマン】
お疲れさまです。
事前に想定していた骨組みをどう使ってくれるかなぁと興味をもって見てみました。自分達で壁を作るだけでなく高さを使おうとしたり、窓をつけたいと言ってきてくれたりと子供たちの創造力はすごいものがあるんだなと驚かされました。
おそらく、彼らの頭の中では作ったものを骨としてさらに空想を広げた世界があって、ごっこ遊びをしているのだろうなとほほえましく見ていました。

自分の技術で少しでも皆の空想の世界を拡げてみようと思い、今回は柱だけでなく梁の概念を加えようとはしていました。
まさか大きな冷蔵庫の段ボールがあるとは思っていなかったので想定外に大きなものを作ることができました。自分でもあの大きさにできるとは正直思ってなかったので、達成感を得られました。ガムテープ以外を使うために麻紐を使ってみたのもうまくいきましたし、直角をとるために小さい箱を使う等の小技も使えたので個人としてもいいデータをとれました。

先程まで剣道の指導をしていたのですが、彼等と歳が変わらないもので比較して多様性を見ることもできましたし、改めてどうすれば皆に分かりやすい形で指導できるかなぁと考えるきっかけになりました。
また、皆さんそれぞれの子供への接し方が全員違うんだなというのも印象的で、ひとりをみていくか、全体をみていくかですとか、一緒に楽しむか見守るかといった対照的でそれぞれ意義があるやり方なんだなと興味深かったです。

長くなってしまいましたが、新しい見地を開拓できてまたいろいろやろうかなと思えるようになりました。ありがとうございます。(おか)


自分の身体に段ボールで鎧を作り始めたいでおん。
【いでおん】
ダンボールでつくってあそぼ、皆さんが児童達と家や迷路を作っている中、私は1人で自分の鎧をダンボールで作っていました笑

途中から「つまんなさそうだから俺は見てるだけにしとくわー」と言っていた児童に手伝ってもらいながらの作製でした。

これまで参加してきて思うことなのですが、大人から積極的に構ってこられるのは気恥ずかしいので嫌な子でも、大人の手伝いという形では参加してくれる子もいるのですね。

自分が楽しむのは子供っぽくて嫌だけど、俺は大人の役に立っているんだぞという優越感というか、少し背伸びするような感覚が児童の背中を押すのだと思うので、今後の活動に活かしていきたいと思いました。

参加するのもやぶさかでは無いと思っている子が少しでも溢れることのないように、一方通行ではなく、
色々な大人が色々な手段で児童と接するような状態を作っていきたいと思いました。(もとより参加したくないと思っている子は参加しなくて全然大丈夫です!無理強いはしませんし、やりたくないことにきちんとNOと言えることは素晴らしいと思います。大人でも難しいことですし…)

ちなみに完成したダンボール鎧はすぐに児童達のボールの的になり破壊されました笑(いでおん)



どうぐやの北山聖子さんからはこのような感想が!
【どうぐや】
今回は、「どうぐや」として空間に存在するというコンセプトで行いました。変な格好をして歩き回り、子供が来て「〜が欲しい!」と言ったら「これが欲しいのかい?それじゃあ、君の特技を見せてみろ!」と交換を持ちかける。昔いたような怪しげな芸人や商売人がイメージです。
自分が実現したい事に必要な道具を自分で手に入れる、それも怪しい人間から。それが役に立つという経験って今後役に立つかは分からないですが、良いんじゃないかと思います。
 その取引に乗ってくる子も「それじゃいらなーい」と乗ってこない子も様々でしたが、それで良いのだと思います。得意な事で変顔を見せてくれる子、サッカーのキックを見せてくれる子、ジャンケンを持ちかける子とその子が思いつくもので「交換」を持ちかけてくれるというのも面白かった。
それぞれの子が自分でそれを考えてくれたのは良かったと思います。
また、新しい取引を持ちかけてくる子など、生きる力(小狡さ?)の強さを感じるシーンもあり、それも良かったなぁと。
全体として、段ボールハウスが大きなったのでそれとの連携の中で出来たのは良かったと思います😊

改めて皆さんお疲れ様でした。ありがとうございました!(北山聖子)


おとやのまつこさんからは、

【おとや】
今回は「おと」を売る「おとや」をやりました。
おとを売るので声を使わず、筆談やジェスチャーでコミュニケーションを取ってみました。
が、その大半は一人の女の子との関わりで時間はあっという間に過ぎていきました。

ガムテープを持ったまま、段ボールや他の子がどんどん作るのを見ていた彼女。

何かやりたいけど自分でも何したいかよく分かんないのだろうな~という感じに見えました。


これをやりたい!という主張のない女の子と、声を使わないコミュニケーションに苦戦する私。

この子は何をしたら楽しんでくれるかな?今、どんな気持ちかな?無理にやらせてないかな?と探りつつ、 一緒に箱を作ったり、その箱の中に楽器を持って叩きながらモゾモゾ移動する謎の電車ごっこをしたりしました。

我ながら変な二人でしたが(笑)、足元が悪いところは二人で息を合わせて箱を持ち上げたりバックしたりと、言葉を使わないからこそのつながりが生まれた気がしました。


電車ごっこが終わり元の場所に帰ってきたら「どうぐや」さんがやってきました。
ミッションをクリアしてペンをゲットし、二人で箱にお絵かき。


すると・・・

これまではどれも私から発信した行動だったのが、なにやら自分からサラサラ描いていました。

よく見ると段ボールを電車の車体に見立てて色を塗っています。


更に、ペンで大きな四角を描いて、こちらの顔を見ながらそれを指でなぞっていました。


「ここ切って」

彼女は言葉を使わず、そう私に伝えてくれました。


・自分から要求を言ってくれたこと

・それをそれまでの二人のコミュニケーションツールを使って伝えようとしてくれたこと


・・・すごく、嬉しかったです。


大きくうなずいて切ってあげました。

言われたところを切ると窓のように開き、彼女はそこからモゾモゾと箱の中に入っていきました。

電車の扉を作り、そこから乗車したのだそうです。

その後は児童館の先生も加わって再び音楽電車をし、最後は二人並んで箱に入ったまま他の子達の作る巨大作品をぼーっと眺めているうちに終わりました。

一人の子とじっくり関わったことや、限られた情報の中で相手の気持ちを汲み取ろうと必死になったこと、そしてたとえ少しでも気持ちが通じ合えたことは、すごく幸せな経験でした。
ありがとうございました。(まつこ)

**********************
迷路も出来上がり!
塔と家を結ぶラブレターの通信を始めました!




最後はカッターマンが掲げる恒例のフレフレ号通信をみんなで作りました。
次回は12月に「ちぇんじ!」を上演予定です。

児童館の前の急階段にはコスモスが・・・




2016年9月21日水曜日

劇団フレフレ号と遊ぼう8月企画「ぼくのニセモノを作るには」

8月の「フレフレ号と遊ぼう」の担当のよっしーです。今回はヨシタケシンスケ著『ぼくのニセモノをつくるには』を読みました!


この本は自分のニセモノロボットを作ろう、というところから、そもそも自分ってなんだろうか、考えていくお話です。

他の人からみた自分は?
環境によっても自分は変わる。等々、
視点をどんどん変えながら自分ってなにかを考えていきます。


こどもたちの前で読んで感じたのはこどもたちは大人以上に「自分がどうみられているか、みえるか」を気にしていて、逆に自分の不確からしさみたいなものはあまり気にしていない?ということです。

自分の顔を描いてみよう、というところでの女の子たちのこだわりようがすごかったですね。


また、絵を描いたり作業したりしながらの読み聞かせだったのですが、最後の結末までせがむようにお話についてきた子どもたちの真剣な目が印象的でした。


ユーモアのある絵本なので、楽しんでもらえたかな、でもあと5年後に同じ話を聞いたときにどのように感じるか気になりました。頭の片隅に覚えておいてくれたらいいな。

次回は段ボールを使った工作やパフォーマンスを予定しています。


2016年7月7日木曜日

劇団フレフレ号と遊ぼう 6月企画 「それいけ!フルーツ戦隊☆フレッシュレンジャー」

6月の担当のいでおんです!活動の報告をします。


日時:6月25日(土)14時~
作・演出:たむちゃん

劇団フレフレ号の6月企画はたむちゃん・浜崎くん・齋藤さんの3人が「それいけ!フルーツ戦隊☆フレッシュレンジャー」を児童館に届けてきました!

この作品はたむちゃんが以前大学の公演で発表したものを児童向けに書き直したものです。
恒例となった本番直前のカラオケでの練習(笑)

稽古は当日含め3回でしたが、息の合った練習でしっかりとカタチになりました!

いよいよ本番です!
当日20名ほどの児童が観に来てくれました。
フレフレ号だから観るという子もいれば、たまたまその場にいて友達が観るから一緒に…という子まで、様々です!


参上!フルーツ戦隊☆フレッシュレンジャー!!

左からグリーンがフレッシュキャベツ!
レッドがフレッシュアップル!
ブルーがフレッシュグレープ!

「ださっ!!」
「変なのーー!!」
「ださい!ださい!」

児童からのダサいコールが止まりません!笑
思ったことをそのまま言ってくれるのも楽しみの一つです。笑

しかし世界平和のため、フレッシュレンジャー達はそのくらいではへこたれません!!

敵に捕まったイエロー(バナナ)を助けるんだ!

合体っ!!
いっけええええええ!!!

「無理だあああああ」

だって

グリーンはキャベツで野菜だし!

ブルーはぶどうだからよく見れば紫色だし!

レッドの本当の姿はピンクだったし!

己の弱さから逃げずに立ち向かい、無事イエローを救出!
やったぞ!

恒例のポーズ!ありがとうございました!

児童の反応は所々笑ってくれたり、ヤジを飛ばしたり、静かな場面では退屈そうにしていたり、なんだかんだでしっかり観てくれて反応が見れて嬉しかったです。

フレフレ号通信に感想を書いてもらいました!
たくさん書いてくれましたね!びっしりです!

フレフレ号が児童館へ訪れたばかりの頃は感想が無い、書けない、という子が多かったのですが、
最近は「まあまあ面白い」とか「ふつうだった」とか「つまらなかった」とか何でも書いてくれるのが嬉しいと感じた6月企画でした!



次回は8月27日(土)です!