本番アルバム

2019年8月12日月曜日

劇団フレフレ号と遊ぼう2019年6月企画『コトコト言の葉、言葉づくり』

こんにちは!サワディーカップ!ハロー!

とつぜん、いろんな言葉で失礼します。

意味なくいろんな言葉を出しているわけではありませんよ。

後からわかる・・・かも(笑)



さて、6月の企画は、 

こどもたちと一緒に

「言葉のゲンカイをトッパする」ことに

チャレンジをしました!

いったいぜんたい、なんのこっちゃら^_^

今回の企画のエッセンスを書くと
・月には何が見える? 女の人、カニ、ウサギ、、、人によって見え方が違う。
・犬はワンワン鳴くというけれども、実はワンワンに聞こえない!
・ナゾの新生物に名前を付けてみる。
・新しい言葉、My語を作り出す。


 そして、それらを一冊にまとめたのがこちら↓↓↓
みんなで作成した児童館My語録


最初は

「こんな小むずかしそうな企画で、みんな楽しんでくれるかな?」

と不安を感じながら、

「いや、こうすれば大丈夫だろう」と

みんなでギロンを重ねて企画をしていたのですが、

いざ当日・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・
 

ベテラン・タムラさんの司会の安定感(*´▽`*)


月を片手に語るタムラさん

その場の空気を読んで、

たくみに企画を進めていきます。

小学校低学年から高学年まで、

学年が1つ違うだけでこどもは全然違うのに、

みんな興味しんしん。




さて、実際にこどもたちの書き込みタイム。

今まで聞く側だったこどもたちからの発信スタート。

みんなの書き込みをそっと見守る大人たち。
 
どんなことを書いてくれるのか・・・?
 


こどもたちは、そんな見守りよそに

楽しくおしゃべりしながら
 
どんどん書いていきます(笑)

 
おしゃべりしながらみんなで書き込み!

みんなが名前を付けたナゾの新生物。。。


 最後に、こどもたちが新しい言葉づくりを行います。

 (最後まで残ってくれてありがとう(*´▽`*))

 ひとりひとり考えていき、、、、

どきどき、、、、、わくわく、、、、、、、、、




・・・出るわ出るわ!

とんちのきいた面白いMy語が飛び出しました^^

恥ずかしそうに発表する子、じまんげに発表する子。

最初は、なれない感じでしたが、

だんだん、ポンポンポンと言葉が出てきます。


 さあ、どんな意味なんだろう・・・!? 







今回は、いっしょに言葉をつくり、

それを冊子の形で児童館に残す新しい試み。

なんで、こんな企画にしたのかというと、

言葉にすると難しいですね(笑)




ぼうとう、いろんな言葉であいさつしました。

「ハロー」も「サワディーカップ」も日本語で書くと、

たぶん「こんにちは」になることが多いと思います。


でも、言葉に込められたニュアンスは

それぞれビミョウに違ってきます。


「こんにちは」も、

怒った感じで言うのか、

悲しそうに言うのかで

受け取り方は変わってきますよね。


でも、言葉にしてしまえば、

一つのものに押し込められている。


目の前にある机、スマホ、家、道路、、、、

自分が知っている言葉で表現できるものは多いのですが、

全部が全部、うまく説明できるわけではない。


自分が知らないだけで、

世の中には自分たちの思いもつかない

ステキ×フシギな言葉がある。


もしかしたら、

今はピッタリの言葉がないナニカに

名前をあげて言葉を

作り出すことだってできちゃう。



こどもたちが大きくなった時、

いろんな考え方や言葉を

ワクにとらわれずに

出していければいいなと思い、

この企画を作りました。


さてさて、こっから何かが残ればいいですね:)



以下、メンバーの感想
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こどもたちに新しい言葉を作ってもらおう!そのためのアプローチとして構成、素材、やり方をみんなで考えながら準備していきました。最近はこの過程も面白い。
どんなに準備しても心配性にとっては、始まるまでは一抹の不安も抱えるのですが、最近は気の合う仲間との準備も楽しいし、期待が大きい。


児童館活動を始めた頃からこうできたらいいなぁと思うことがあった。私たちが用意した素材が参加したこどもたちすべてに受け入れられるものではない。こどもたちは自分と素材の間でどのような形で関わるかを絶えず計っている。

もちろん個々の個性は異なる。大括りでは学年も男の子も女の子も。

「今日は(いつもと違い)がんばってるな!」と声をかけられた2年生の女の子。初めての取り組みに集中し、辛抱強く待つ大人たちの対応にしばし自分がいつもの仲間たちの主役になれたことがうれしかったようでした。

甘えん坊の男の子も周りを確かめながら自分を小出しにしながらも、そのペースを受け入れられて満足そうでした。

そんなこどもたちにとっても「今日はよかったな。」と感じられる場が提供できたらこちらも「よかったな。」と思う。そんな時間でした。

三島

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 6月のフレフレ号の活動は
コトコト言の葉ことば作り!

どんな風に見える?
どんな風に聞こえる?
新しい言葉を考えてみよう!

の、3部構成でした。
同じモノのはずなのに、人によって捉え方は違うんじゃないかな?ということを、児童達と考えました。

例えば、お月様の模様は、同じ模様が見えているはずなのに、国によって何に見えるか違います。

そういえば僕も小さい頃は、
自分が見えている色と他の人が見ている色は違うんじゃないかとか、
音とか、味も、自分と周りの人が同じように感じている事を証明できないから、
きっとその違いでスポーツや芸術の才能にも違いが出てくるんだ!
と考えてたことがありました(笑)

そんなことを思い出しました。

大人になっても、全く同じモノを見てもその人の捉え方次第で受け取り方が違いますよね。
色んなモノが素敵に見えるような生き方をしたいなぁと考えました。

いでおん

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 新しい言葉を自分の価値観のみで作ってみる
そしてその言葉を、自分ではない人に理解してもらう
いつになく難しいことへ
むけたワークショップでした。

普段から、小学校では
漢字や算数のような
正解があるもの
あるいは作文や詩の
ように出来不出来が
あるものを目標にしてきた子供たちにとって

ある種何も正解のない取り組みに暇、退屈だと感じ見放してしまう子も沢山いました。

今回は中坪さん(主催者)の
意図を組みながら、
進行役をしていたのですが

民間企業でバリバリの
営業を、やっている
私は相手が飽きている
正解や結論の無さに戸惑っていることに
非常に焦りを感じついつい
ゲームにしようとしたり
一つ一つに感想をつけたり
して評価を与えようと
していました。


結局、最後までついてこれたのは4人ほどの児童でしたが
その中でも一人の男の子が
印象的でした。

彼は、以前言葉遊びの会にもいた子でした。
小学校3.4年生くらいの男の子ですが
何かワークをするときに
多くの子供は自分の作った作品を褒めて欲しい!という
承認を求めるのですが

彼は作品を作ることをそのものを楽しんでいて
とにかく創作スピードがはやい。そして、多いのです。

とにかく夢中で沢山作品を作ってくれる
彼の話を聞きながら
なんて、豊かな子供なんだろうと思いました。

一般社会人でありながら演劇や落語に携わってきた私は今まで、公演を、成功させる
やこういったメッセージを伝えるなど目標を、さきにおき
それを
成し遂げるためにどんなこと
表現していくかと考えることが癖付いていました。


彼をみて
考える つくることのみに
没頭する楽しむというのは
なかなかできることじゃない
し、それができたらとても
豊かな時間になるのだと思いました。

田村