4月27日、平成最後の劇団フレフレ号の活動は、「絵本読み聞かせ」でした。
それぞれ担当者が持ち寄った絵本を3本、児童たちにお届けしました。
普段は演劇を届けることが多いフレフレ号ですが、絵本の読み聞かせをするというのは
我々にとっては逆に新鮮な気持ちでした。
皆自由に聞いています |
読んだ順番に案内すると、
1.レオ・レオニの「フレデリック」 https://www.ehonnavi.net/ehon/1188/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%87%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF/
(日本語訳が谷川俊太郎で、とても日本語が素敵です)
2.竹下文子/町田尚子「なまえのないねこ」https://www.komineshoten.co.jp/search/info.php?isbn=9784338261333
(作者の猫愛を感じる絵がとても可愛いです)
3.ビル・コッター「ぜったいにおしちゃダメ?」https://www.ehonnavi.net/ehon/116213/%E3%81%9C%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%97%E3%81%A1%E3%82%83%E3%83%80%E3%83%A1%EF%BC%9F/
(聞き手側も参加型の絵本です)
の3本をお届けしました。
最初は「つまんなさそー」 という反応で別のことをして遊んでいた児童達も、
いざ読み聞かせが始まると、だんだん集まってきてくれました。
さすが役者さん達が読むと上手いなぁと思いました。
僕が持ってきた「ぜったいにおしちゃダメ?」 は手作りのボタンを皆さんに持ってもらって、 絶対おしちゃダメなボタンを押すとどうなるの・・・? という話でした。
ボタンを押すごとに登場キャラに変化が起きます。
ボタンは手作りしました! |
結構テレビなどで紹介されているので知っている・ 読んだことがあるという児童が多かったのですが、 読み聞かせをした田村さんのアドリブや読み方で、 知っていると言っていた児童もとても楽しんでくれていたようでし た。
皆ボタンを持って参加しています |
お母さんや先生じゃない大人から絵本を読んでもらうということは 少ないんじゃないかなと思うので、
思い出になったらいいなと思いました。
ここからはそれぞれの絵本を読んだ担当の皆さんの感想です。
↓
感想です!
私はレオ・レオニの『フレデリック』というお話を読みました。
フレデリックは他ののねずみが働く中働かずに日の光や色や言葉を 集めます。
働かないフレデリックに対して、「どうしようもないね」 というつっこみもありました。
皆思い思いの格好でくつろいで聞いてくれていたので、 そんなつっこみも出てきたのかな、と思います。
最後まで皆に聞いてもらえて、直接感想ももらえて、贅沢でした。
また、 他のお話を子どもたちと一緒に聞くのもとても楽しかったです。
絵本って言葉がシンプルな分、読んだり、 一緒に聞くことでどんどん世界が拡がるなと感じました。
よしたけ
フレデリックを読むよしたけさん |
児童のリクエストで左下にいるのがフレデリック
(作・よしたけさん)
左上にはこども船長がいる!
▼感想です
今回は「絵本の読み聞かせ」でしたが、一方通行ではなく、 たくさんの子どもたちと、
聞いているのか聞いていないのかわからないように見えた子どもた ちの、
手書きの感想文やイラストは、時間と空間、 言葉をひととき共有したことの、温かな証であり、 持って帰りたいほどでした。
私が読んだ絵本は、名前のない猫が、 名前よりも大切なものを得るまでの物語でした。
「めろん、 しあわせになってね」と書いてくれた君が、成長し、大人になり、 幸せを与え、
また自身も幸せになる未来を、願ってやみません。
春瑠佳
「なまえのないねこ」を読む春瑠佳さん |
集まる児童たち!! |
読み聞かせが終わった後も猫が気になる子も |
最後はたむらさんの感想
よみきかせの一日!
今日何よりも嬉しかったのは
最初から最後までずーっと
全員が聴いてくれたこと
それぞれの絵本を
読み終わったタイミングで
感想を、書いてくれたのですが
読み終わった絵本を
もう一度読んでくれたり
小さな発見を教えてくれたり
またまた新しい子供の感性に触れることができました!
また、久しぶり絵本を
読みましたが
言葉をひとつ ひとつ
何を使うか どう伝えるか
選んでることが
伝わるような詩のような言い回しや
細かいところま描き込まれた絵をみて
久しぶりに図書館に
行きたくなりました。
たむら
「ボタン押しちゃだめだよ~」 |
読み聞かせが終わった後も児童達がまた気になった絵本を読んでいたり、
もう一回読んでーと言ってくれるのを聞いて、
改めて、絵本って一回読むだけじゃなくて、何回も読んだり聞いたりして新しい発見があったり、
愛着が沸いたりするものなのか、と気付かせてもらうことが出来ました。
恒例のフレフレ通信 皆さんに感想を書いてもらいました
さて、次回のフレフレ号の活動は
6月22日(土)14時半から、
「コトコト言の葉、言葉作り」をやります。
普段皆さんが使っている言葉とは少し違う言葉や、
新しい言葉を紹介したり、皆でクイズをしたりします。
是非ご参加ください!
それではまた次回の活動でお会いしましょう。