本番アルバム

2014年7月12日土曜日

劇団フレフレ号と遊ぼう」6月の報告です。

6月28日(土)は、宮澤賢治の童話「オツベルと象」を聞いて、その内容についてかんがえ、作り変えてみようという試みをしました。

 さいしょにフレフレ号メンバーによる「オツベルと象」の朗読を聞いた後、参加した子どもたちが3グループにわかれて、その内容について考えました。

 「オツベルと象」は、工場経営者のオツベルがだまして白象を工場でさんざんに働かせ、それを知った象の仲間たちに踏みつぶされてしまうという、こんにちの人間にも少し通じるところのある作品です。


 しかしこの童話の難しいところは、助けられた白象が仲間たちに、少しさびしそうにお礼をいうというところです。つまり、白象はただ復讐することを望んでいたわけではなく、おそらくはもっと違った結末を望んでいたということです。


 3グループはいろいろ考えた末、それぞれの感想と改作案を出し合いました。そのなかには「象がオツベルを働かせる」など、いろいろおもしろいものがふくまれていました。年少の子どもたちも、難しさと格闘しつつ、おもしろい感想を出してくれました。


 フレフレ号のメンバーも、いろいろと得るところの多い試みでした。
文責:梅原宏司


このように6月は中学生も含めて楽しみにしていた10人のこどもたちの参加がありました。
最初に恒例の「人間知恵の輪」も盛り上り2回繰り返し、身体と気持ちをほぐして始めました。
これは5月にこどもたちみんなで作った「劇団フレフレ号通信」です。