本番アルバム

2015年1月14日水曜日

劇団フレフレ号と遊ぼう 12月企画「あっちからこっち!」のご報告

2014年12月27日は劇団フレフレ号と遊ぼう〜12月企画「あっちからこっち!」を行いました。

フレフレ号からは、胡桃、佐藤、大石、三島が参加。
6人の子供たちと一緒に取り組みました。


内容は、簡単に言えばピタゴラスイッチの簡易版。
高いところからボールをスタートさせ、低いところのゴールまで無事到達させることはできるかな?!

身の回りのものや、こちらから持って行った木材を使って道をつくりました。
と言っても大人にとっても初チャレンジ…
果たして本当にうまくできるのかしら。


WSが始まるまえに、まずは大人の知恵を絞って実験。夢中になり、半ばムキになって(笑)没頭する大人チーム。そんな様子に、子供たちも興味津々。
大人チームがなんとか実験に成功した後、子供たちを交えてまた新たな仕掛けを考えます。


スタート地点は跳び箱の上。
ゴール地点は5メートル先の床。
ボールを途中で(自動的に)交換させたりすることもOK!としたことで、仕掛けの幅が増えました。
6人が2人ずつ3組に分かれて、スタート部、中間部、ゴール部を担当。
おとなたちはこどもたちのアイディアを具体化する方法についてアドバイスをしました。


子供たちのアイディアは豊かでした!
大人は
「こういうことをやりたい!」
という理想を持つまえに、
「この条件ならこれができる」
と、頭の中で筋道を描いてしまいがちです。
一方子供たちは、
「こういうことをやりたい!」
                        ↓
「だけど方法が分からない!」
こういう回路です!

子供たちから出た面白いアイディアとしては…
ボールをレゴの船に乗せ、別のボールの押す力で船を滑らせたり…
ボールの交換はドミノにして、ドミノの上に置いたボールを下流に送ったり…
ブロックを使ってカラフルな、デザイン性にこだわったコースを作ったり…


時間内ですべてオートマチックにゴールするのは難しいと考え、最初の1回目は部分ごとに転がし、止まってしまったら手を使って繋げる…という方法をとりました。
しかし、くやしい!
制限時間を超えて調整を行い、部分的実験に実験を繰り返し、大勢の観客が見守る中、見事完全オートマチックでゴールすることができました!


子供たちはDSで動画をとることに必死です。^_^
時代差を感じました。^_^

このように、こどもにとっても、おとなにとっても全体的に非常に達成感のある企画となりました。
また事前に児童館側と企画意図、内容を共有しておいたので、想定以上の協力を得ることができました。ありがとうございました。

いつもフレフレ号に遊ぼう!の日に参加してくれていたこどもたちが終盤にやってきましたが、初めからやっていたこどもたちを尊重して協力してくれましたね。
皆で一つのものを作ることのプロセス、達成したときの感動と場の一体感。
それは演劇活動において得られるものと一緒です!
悩みや葛藤やその上の喜びを、凝縮したかのような1時間でした。
胡桃
次回2015年1月24日の1月企画「ちいさいおうち」のポスターを作り、掲示しました。
乞うご期待!!

「劇団フレフレ号と遊ぼう」は今年も元気いっぱいに児童館に演劇を届けていきます。