本番アルバム

2016年3月28日月曜日

劇団フレフレ号と遊ぼう 3月は「きみはひとりでどこかにいく」

こんにちは、劇団フレフレ号の佐藤です。
劇団フレフレ号と遊ぼう 3月号のご報告です。

今月は、「きみはひとりでどこかにいく」(大塚英志、七字由布著 太田出版)という絵本を使わせていただいて、子どもたちがオリジナルの絵本をつくるお手伝いをしました。

2名のフレフレ号メンバーと、6名の子どもたちに参加してもらいました。

『さあ、始めよう。』

「きみはひとりでどこかへいく」は、一見ふつうの絵本なのですが、空白の部分がたくさんあり、色鉛筆やクレヨンなどを使って絵を書き込めるしくみになっています。
空白をどんどん埋めていくうちに、自分だけの物語ができあがります。


はじめは何を描けばいいのか戸惑っていた子どももいましたが、1ページずつ描き進めていくうちにどんどん夢中になっていく様子が印象的でした。


『何を書こうかな?』

『ここに書いてもいいの?』


作成途中のお話しを恥ずかしがって見せてくれなかったり(笑)、自分の作ったお話しを我先にと聞かせてくれたり、子どもたちにとっても楽しい時間となったようです

『色を塗ろう』


『さあ、できたかな?』

『新しいこどもも加わって。』

『ねえねえ、このお話はね・・・』

『またまた新しいこどもの参加して』

「きみはひとりでどこかにいく」、前々から気になっていて、思わずアマゾンで購入した本ですが、子どもたちと一緒に体験できてよかったです。


「次回予告」
来月は23日にたむちゃん、いでおんの「ゆりちゃんのラブレター(仮)」というお芝居を届けますよ!

アッ、昨年12月のお芝居「ばかといった方がばか」の郵便ポストがまたまた活躍!

2016年3月1日火曜日

劇団フレフレ号と遊ぼう 2月は「フレフレ寄席」

今年も2月は3年連続でお笑いを児童館のこどもたちに届けました。
今年は題して「フレフレ寄席」
今年は美術の胡桃さんに質感たっぷりのフレフレ号暖簾(のれん)を作ってもらいました。3年目ですから。
今回も立教大学落語研究会のメンバー5人が参加して、4つのお話をしてくれました。

高座も用意して

最初は『お血脈』から始まりました。
トップバッターは全体の雰囲気が決まるのでたいへんです。こどもたちのツッコミにも柔軟に対応して、まずは滑り出し順調。
『お血脈』
「初めて参加させていただきました。
子供たちとの距離感がとても難しかったです。
近すぎるのは良くないのだと強く感じました。
また是非とも参加させていただきたいと思います。(上野メルヘン)」

先輩たちがこどもたちの後ろから厳しい目でトップバッターを見ています。

2番目は創作落語です。落ち着いた話しぶりから始まりました。こどもたちも巻き込み、さすがです。
『怪獣こわい』
「創作落語『怪獣こわい』を演じさせていただきました。
内容は子供参加型のネタなのですが、想像以上に意欲的に動いてくれて演じている私自身も楽しかったです。エネルギー溢れる子供たちの前での落語は本当に楽しくて貴重な体験でした。
ありがとうございました。(窒素固亭アナベナ)」

3番目は昨年も参加してくれた大橋さん。パワーアップを感じさせる大迫力にこどもたちもシンとして聞き入っていました。
『締め込み』
「昨年に続き、参加させていただいて楽しくできたと思います。
『締め込み』というネタは中々難しいネタですが、笑ってもらいたい所で素直に笑ってくれたり、突っ込んでくれたので良かったです。ありがとうございました。(何遊亭萬年)」

4番目になると席を立つこどもも出てきますが、逆に話の巧みさからここから入ってくる高学年もいました。そしてこどもたちに大きな反響を生みました。

『狸札』
「当初は笑ってもらえるか不安でしたが、分からない単語があっても噺を聞こうとしてくれる子供たちの一生懸命な目に私も思わず力が入りました。
終わった後に感想を言いに来てくれた時には、楽しんでもらえたことが分かり嬉しかったです。
ありがとうございました!(夢見亭小梅)」

昨年は『饅頭こわい』を話してくれた林さんが出囃子を担当してくれました。
http://furefurego.blogspot.jp/2015/03/blog-post.html

今月は総勢9人で児童館でこどもたちと遊ぶことができました。何をするにもたくさんのおとなのチカラが大きな結果を生みますね。
場所のセッティングの関係で写真が全て逆光になってしまいました。最初の年は観客エリアを設定しなかったので、こどもたちが噺家さんを触りに来たり、昨年は高座の準備がなくて跳び箱の上の段に座ったり。
落研には来年も参加してもらおうと思います。4年連続になりますね。まだまだ改善の余地あり。こどもたちは毎年変わりますが(「昨年聞いた人は?」の問いに手を挙げたのは一人でした。)、話す方は毎年繰り返すことで進化することができます。
継続は力。毎月の「劇団フレフレ号と遊ぼう」も。

最後はいつものフレフレ号通信をこどもたちと作りました。



来月は佐藤さん担当の「かみしばいをつくろう!」を予定しています。またたくさんのおとなたちがこどもたちと遊べればと思います。