本番アルバム

2019年12月15日日曜日

劇団フレフレ号と遊ぼう10月企画『ゲームをやってみよう!』

こんにちは、いでおんです。

10月26日の劇団フレフレ号の活動は、「ゲームをやってみよう!」でした。

ゲームと聞くと皆さんはどんなものを思い浮かべるでしょうか?

ニンテンドースイッチ?プレステ4?スマホゲーム?

違います!!フレフレ号でゲームといえば

トランプです!!!笑

今回はトランプとウノを使った、
でも普段皆が友達や家族と遊ぶ時とは
少し違うルールでの遊びをしました。




カードゲームだ!




今回遊んだゲームは、
①いたずらっ子探し
トランプ版人狼ゲーム。それぞれ1カードを引き、確認。
その後山札から出したカードと
色もしくはマークが同じ人(いたずらっ子)が誰かを当てあうゲーム。
心理戦が難しい!
②ダンスレッスン

ウノを使いました。
色ごとにまとめておき、
1から13まで(ウノに無い数字は0やスキップ、リバースなどを代用)
をそれぞれの手札にします。

先生役を持ち回りでやっていき、
プレイヤーは生徒となり毎回全員手札から1枚カードを
裏にして場に出します。
そして一斉に表に返し、
先生役より小さな数字を出しておけばそのカードの点数だけポイントとなり、
大きければその数字がマイナスポイントになります。
これもどの順番で出すか、相手があと何のカードを残しているかを考えなければなりません!



と、文章にすると難しそうですが、
みんな楽しく参加してくれましたよ!

のめりこんでる!


立ち上がるくらいに!


以下参加メンバーの感想です!



今回も昨年と同様に
トランプだけでできるゲームを考えてやってみました。

推理や騙しあいを含んだゲームが
児童にうけるかなと悩みましたが、
結果としては反応がよかったので安心しました。
いたずらっ子を探すというストーリーがうけたのか、
2つやってみたゲームのうち
最初にやったものが1番ウケていたと思います。

普段テレビゲームやボードゲーム用に
指定された道具を使うことになれていても、
トランプにルールとストーリーを加えるだけで
これだけ楽しめるのだとわかってもらえたら、よかったのかなと思います。
私自身は皆で遊べるならテレビゲームでも高いおもちゃでも
何でもアリだと思っていますが、
トランプだけなら大抵買えるし皆が楽しめるので、
どこでもいつでもやれるものとして心に残ってくれたら嬉しいです。

おかん




10月のフレフレ号と遊ぼうでは、
トランプを使っていつもとは違うゲームをしてみようという内容でした。

僕が小学生の時はカードゲームといえば
ポケモンカード、遊戯王、マジックザギャザリング
などがありましたが、
トランプでは大富豪、ババ抜き、神経衰弱、スピードくらいしか
遊び方を知りませんでした。

トランプでもまだまだ色んな遊び方ができるんだなぁと思いました!

今回遊んだルールでは参加者同士お互い、
どんなカードを出すのか駆け引きがあったのですが、
大人達は最初に出すカードが似通ってて(なるべくリスクの少ないカードを選ぶとか)、
対して児童たちは思いもよらないカードを選んで出してくるのが印象的でした!

僕が子供の頃とは格段にテレビゲームも進化して、
児童館ではニンテンドースイッチ を持ち寄って遊んでいる子達も多いですが、
こんな遊びもあるよってことを知ってもらえたら面白いなと思いました。

(僕は子供の時も今もゲームっ子ですが笑)

いでおん


いざ!


いたずらっ子を
探すゲームでは
まんまと騙されてしまいました 。
子供だから純粋、嘘をつけない!
なんてことはまったくなく、みんなたくましくゲームに勝つために
お互いのことを欺き大人を圧倒していました。。

こういったゲームを通して
子供は、他人の感情を
読み取りどう振る舞うとよいのかを学んでいくのだと思います。

教科書や辞書で調べればわかるわけではく
かといってアートやポエムのように正解が決まっていない
わけでもない

行間や感情をよみとく
技を子供のうちから
訓練するのは

ひとによっては不健全、教育的でないと批判はあるかもしれませんが

そういった力が欠如しすぎていて今更になり生きづらさを感じるのであれば
わたしは、ゲームを通して
嘘をつく、嘘を見破る訓練をしてみるのは
ありなんじゃないかと思いました。

たむちゃん

一緒に遊ぶたむちゃん





恒例のフレフレ通信

次回のフレフレ号の活動は大和田小学校に出張!
12月7日(土)、わくわくシティで
「黒頭巾ちゃん」をやります。

皆さんが知っている赤ずきんちゃんとは少し違うお話、
こうご期待!






2019年10月24日木曜日

劇団フレフレ号と遊ぼう8月企画『注文の多い料理店』と『セロ弾きのゴーシュ』

こんにちは。よしたけです。
先日の台風19号ではフレフレ号の活動をさせていただいている八王子市でも大変な被害があったそうで、とても心配です。被害のあった方々の1日も早い再建をお祈りしています。

すっかり秋めいてきましたが、8月のフレフレ号と遊ぼうの活動報告です。
8月は、宮沢賢治の『注文の多い料理店』と『セロ弾きのゴーシュ』をお届けしました。
去年の6月に『どんぐりと山猫』と『よだかの星』を上演し、今年は新メンバーを1人迎え、宮沢賢治の世界に再挑戦です。




▼以下、参加メンバーの感想と上演中の写真です▼
-----------------------------
1年ぶりの児童館でのお芝居、宮沢賢治作品の世界を子供たちと共有することを目標に臨みました。
楽しんでもらえた部分もあれば、飽きられてしまったのかとひやひやする場面もあり、興味を持ってもらうべくいかに工夫をするか、課題が残る回になったと思います。
今回扱った2つの物語を面白かったと言ってくれる感想を見たときは嬉しかったです。暑さに負けず元気に遊ぶ子供たちの姿に、私も元気をもらいました。


-----------------------------
1年ぶりに児童館でお芝居をさせていただき楽しかったです。
前回同様、宮沢賢治作品を子どもたちに伝える難しさも感じましたが、途中から観てくれる子どもたちもいて、少しでも関心を持ってくれたことが嬉しかったです。
夏休みの思い出の1つになってくれていたら幸いです。

ちか
-----------------------------
「紙屑のようになった二人の顔はもう元には戻りませんでした。」『注文の多い料理店』より
-----------------------------
今回初めてフレフレ号に参加することができました。
お客さまを劇場でお迎えするのとは逆に、子どもたちの日常・遊びの場に乗り込んでいってお芝居をするのはあまり経験のないことでした。そのため新鮮な気持ちで臨むことができ、同時に、いかに子どもたちに興味を持ってもらい心に入っていけるか、工夫を凝らしていく難しさや面白さを感じるきっかけとなりました。
思っていたよりもおとなしい反応が多く?楽しんでもらえたかどうか心配にもなりましたが、一生懸命感想を書いてくれている姿を見て嬉しく思いました。
ありがとうございました!

あーや
-----------------------------
「かぎ穴からはきょろきょろ二つの青い眼玉がこっちをのぞいています。」『注文の多い料理店』より
-----------------------------
難しい言葉遣いが多い脚本できちんと通じるのか不安もありましたが、場面の雰囲気をしっかりと感じた反応を見せてくれていたのが嬉しかったです。
普段の公演とは異なる点として客席が明るく、演じながらお客様と目がよく合ったことが特に印象に残っています。
もし次の機会があれば、より一人一人を見て語りかけるような演技の作り方をしていけたら面白くなるのではないかなと思いました。
子供たちの心に残るような経験がつくれるよう、精進したいです。
ありがとうございました!

あんじゅ
-----------------------------
前回に引き続き宮沢賢治のお芝居に参加させていただきました!
いかに子供に興味を失わずに見続けてもらうかは、本当に難しいテーマだと感じます。
それでも見てくれる子供たちがいて、感想を書いてくれたり「面白い」と言ってくれることは、対大人とまた違う喜びですね!
もっともっと子供たちに楽しんでもらえるお芝居を届けられるようになりたいと思いました。
ありがとうございました!

けいこ
-----------------------------
「ゴーシュはセロをごうごうがあがあ弾きました」『セロ弾きのゴーシュ』より
-----------------------------
卒業して10数年、中高演劇部のOGならではの社会人たちが演じる密度の濃いお芝居を児童館に届けてきました。今回は残念ながら私は本番当日のみのお手伝いとなりましたが、かえって観客席の一人として楽しむことができました。前回経験した役者さんのさすがの面を確認し、また新たに違った面やを見つけることができました。用意していた全編動画を撮りそこなってしまったことが心残り。

二つのお話を一つにつなげ、数々の演出の工夫と役者さんの勢いがこどもたちを引きつけます。児童館の夏休み最後のイベントは、中国から来た少女にも思い出の経験になったことでしょう。

全てをひっくるめて次の回を期待せずにはいられません。

三島
-----------------------------
昨年に引き続き宮沢賢治の物語をお芝居でお届けしました。
前回同様、割りとまっすぐ宮沢賢治の物語を伝えていたので飽きずに見てもらえたか不安に思ったときもありましたが、皆残って感想を書いてくれていて、嬉しかったです。
児童館でやるということは芝居を見るきっかけがないような子に届けられるいい機会なので、もっと楽しんでもらってお芝居って面白いんだなと感じてもらえるようにしたいです。
ありがとうございました!

よしたけ
-----------------------------
最後に、みんなからもらった感想です!
たくさん感想を書いてくれて、とても嬉しいです!!

2019年8月12日月曜日

劇団フレフレ号と遊ぼう2019年6月企画『コトコト言の葉、言葉づくり』

こんにちは!サワディーカップ!ハロー!

とつぜん、いろんな言葉で失礼します。

意味なくいろんな言葉を出しているわけではありませんよ。

後からわかる・・・かも(笑)



さて、6月の企画は、 

こどもたちと一緒に

「言葉のゲンカイをトッパする」ことに

チャレンジをしました!

いったいぜんたい、なんのこっちゃら^_^

今回の企画のエッセンスを書くと
・月には何が見える? 女の人、カニ、ウサギ、、、人によって見え方が違う。
・犬はワンワン鳴くというけれども、実はワンワンに聞こえない!
・ナゾの新生物に名前を付けてみる。
・新しい言葉、My語を作り出す。


 そして、それらを一冊にまとめたのがこちら↓↓↓
みんなで作成した児童館My語録


最初は

「こんな小むずかしそうな企画で、みんな楽しんでくれるかな?」

と不安を感じながら、

「いや、こうすれば大丈夫だろう」と

みんなでギロンを重ねて企画をしていたのですが、

いざ当日・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・
 

ベテラン・タムラさんの司会の安定感(*´▽`*)


月を片手に語るタムラさん

その場の空気を読んで、

たくみに企画を進めていきます。

小学校低学年から高学年まで、

学年が1つ違うだけでこどもは全然違うのに、

みんな興味しんしん。




さて、実際にこどもたちの書き込みタイム。

今まで聞く側だったこどもたちからの発信スタート。

みんなの書き込みをそっと見守る大人たち。
 
どんなことを書いてくれるのか・・・?
 


こどもたちは、そんな見守りよそに

楽しくおしゃべりしながら
 
どんどん書いていきます(笑)

 
おしゃべりしながらみんなで書き込み!

みんなが名前を付けたナゾの新生物。。。


 最後に、こどもたちが新しい言葉づくりを行います。

 (最後まで残ってくれてありがとう(*´▽`*))

 ひとりひとり考えていき、、、、

どきどき、、、、、わくわく、、、、、、、、、




・・・出るわ出るわ!

とんちのきいた面白いMy語が飛び出しました^^

恥ずかしそうに発表する子、じまんげに発表する子。

最初は、なれない感じでしたが、

だんだん、ポンポンポンと言葉が出てきます。


 さあ、どんな意味なんだろう・・・!? 







今回は、いっしょに言葉をつくり、

それを冊子の形で児童館に残す新しい試み。

なんで、こんな企画にしたのかというと、

言葉にすると難しいですね(笑)




ぼうとう、いろんな言葉であいさつしました。

「ハロー」も「サワディーカップ」も日本語で書くと、

たぶん「こんにちは」になることが多いと思います。


でも、言葉に込められたニュアンスは

それぞれビミョウに違ってきます。


「こんにちは」も、

怒った感じで言うのか、

悲しそうに言うのかで

受け取り方は変わってきますよね。


でも、言葉にしてしまえば、

一つのものに押し込められている。


目の前にある机、スマホ、家、道路、、、、

自分が知っている言葉で表現できるものは多いのですが、

全部が全部、うまく説明できるわけではない。


自分が知らないだけで、

世の中には自分たちの思いもつかない

ステキ×フシギな言葉がある。


もしかしたら、

今はピッタリの言葉がないナニカに

名前をあげて言葉を

作り出すことだってできちゃう。



こどもたちが大きくなった時、

いろんな考え方や言葉を

ワクにとらわれずに

出していければいいなと思い、

この企画を作りました。


さてさて、こっから何かが残ればいいですね:)



以下、メンバーの感想
―――――――――――――――――
―――――――――――――――――

こどもたちに新しい言葉を作ってもらおう!そのためのアプローチとして構成、素材、やり方をみんなで考えながら準備していきました。最近はこの過程も面白い。
どんなに準備しても心配性にとっては、始まるまでは一抹の不安も抱えるのですが、最近は気の合う仲間との準備も楽しいし、期待が大きい。


児童館活動を始めた頃からこうできたらいいなぁと思うことがあった。私たちが用意した素材が参加したこどもたちすべてに受け入れられるものではない。こどもたちは自分と素材の間でどのような形で関わるかを絶えず計っている。

もちろん個々の個性は異なる。大括りでは学年も男の子も女の子も。

「今日は(いつもと違い)がんばってるな!」と声をかけられた2年生の女の子。初めての取り組みに集中し、辛抱強く待つ大人たちの対応にしばし自分がいつもの仲間たちの主役になれたことがうれしかったようでした。

甘えん坊の男の子も周りを確かめながら自分を小出しにしながらも、そのペースを受け入れられて満足そうでした。

そんなこどもたちにとっても「今日はよかったな。」と感じられる場が提供できたらこちらも「よかったな。」と思う。そんな時間でした。

三島

―――――――――――――――――
 6月のフレフレ号の活動は
コトコト言の葉ことば作り!

どんな風に見える?
どんな風に聞こえる?
新しい言葉を考えてみよう!

の、3部構成でした。
同じモノのはずなのに、人によって捉え方は違うんじゃないかな?ということを、児童達と考えました。

例えば、お月様の模様は、同じ模様が見えているはずなのに、国によって何に見えるか違います。

そういえば僕も小さい頃は、
自分が見えている色と他の人が見ている色は違うんじゃないかとか、
音とか、味も、自分と周りの人が同じように感じている事を証明できないから、
きっとその違いでスポーツや芸術の才能にも違いが出てくるんだ!
と考えてたことがありました(笑)

そんなことを思い出しました。

大人になっても、全く同じモノを見てもその人の捉え方次第で受け取り方が違いますよね。
色んなモノが素敵に見えるような生き方をしたいなぁと考えました。

いでおん

―――――――――――――――――

 新しい言葉を自分の価値観のみで作ってみる
そしてその言葉を、自分ではない人に理解してもらう
いつになく難しいことへ
むけたワークショップでした。

普段から、小学校では
漢字や算数のような
正解があるもの
あるいは作文や詩の
ように出来不出来が
あるものを目標にしてきた子供たちにとって

ある種何も正解のない取り組みに暇、退屈だと感じ見放してしまう子も沢山いました。

今回は中坪さん(主催者)の
意図を組みながら、
進行役をしていたのですが

民間企業でバリバリの
営業を、やっている
私は相手が飽きている
正解や結論の無さに戸惑っていることに
非常に焦りを感じついつい
ゲームにしようとしたり
一つ一つに感想をつけたり
して評価を与えようと
していました。


結局、最後までついてこれたのは4人ほどの児童でしたが
その中でも一人の男の子が
印象的でした。

彼は、以前言葉遊びの会にもいた子でした。
小学校3.4年生くらいの男の子ですが
何かワークをするときに
多くの子供は自分の作った作品を褒めて欲しい!という
承認を求めるのですが

彼は作品を作ることをそのものを楽しんでいて
とにかく創作スピードがはやい。そして、多いのです。

とにかく夢中で沢山作品を作ってくれる
彼の話を聞きながら
なんて、豊かな子供なんだろうと思いました。

一般社会人でありながら演劇や落語に携わってきた私は今まで、公演を、成功させる
やこういったメッセージを伝えるなど目標を、さきにおき
それを
成し遂げるためにどんなこと
表現していくかと考えることが癖付いていました。


彼をみて
考える つくることのみに
没頭する楽しむというのは
なかなかできることじゃない
し、それができたらとても
豊かな時間になるのだと思いました。

田村

2019年5月29日水曜日

劇団フレフレ号と遊ぼう4月企画『絵本読み聞かせ』

こんにちは、いでおんです。

4月27日、平成最後の劇団フレフレ号の活動は、「絵本読み聞かせ」でした。

それぞれ担当者が持ち寄った絵本を3本、児童たちにお届けしました。

普段は演劇を届けることが多いフレフレ号ですが、絵本の読み聞かせをするというのは
我々にとっては逆に新鮮な気持ちでした。


皆自由に聞いています

読んだ順番に案内すると、
(日本語訳が谷川俊太郎で、とても日本語が素敵です)
2.竹下文子/町田尚子「なまえのないねこ」https://www.komineshoten.co.jp/search/info.php?isbn=9784338261333
(作者の猫愛を感じる絵がとても可愛いです)
(聞き手側も参加型の絵本です)

の3本をお届けしました。

最初は「つまんなさそー」という反応で別のことをして遊んでいた児童達も、
いざ読み聞かせが始まると、だんだん集まってきてくれました。 
さすが役者さん達が読むと上手いなぁと思いました。

僕が持ってきた「ぜったいにおしちゃダメ?」は手作りのボタンを皆さんに持ってもらって、絶対おしちゃダメなボタンを押すとどうなるの・・・?という話でした。
ボタンを押すごとに登場キャラに変化が起きます。
ボタンは手作りしました!


結構テレビなどで紹介されているので知っている・読んだことがあるという児童が多かったのですが、読み聞かせをした田村さんのアドリブや読み方で、知っていると言っていた児童もとても楽しんでくれていたようでした。
皆ボタンを持って参加しています

お母さんや先生じゃない大人から絵本を読んでもらうということは少ないんじゃないかなと思うので、
思い出になったらいいなと思いました。



ここからはそれぞれの絵本を読んだ担当の皆さんの感想です。





感想です!

私はレオ・レオニの『フレデリック』というお話を読みました。
フレデリックは他ののねずみが働く中働かずに日の光や色や言葉を集めます。
働かないフレデリックに対して、「どうしようもないね」というつっこみもありました。
皆思い思いの格好でくつろいで聞いてくれていたので、そんなつっこみも出てきたのかな、と思います。
最後まで皆に聞いてもらえて、直接感想ももらえて、贅沢でした。
また、他のお話を子どもたちと一緒に聞くのもとても楽しかったです。
絵本って言葉がシンプルな分、読んだり、一緒に聞くことでどんどん世界が拡がるなと感じました。

よしたけ
フレデリックを読むよしたけさん

児童のリクエストで左下にいるのがフレデリック
(作・よしたけさん)
左上にはこども船長がいる!




▼感想です

今回は「絵本の読み聞かせ」でしたが、一方通行ではなく、たくさんの子どもたちと、
双方向のコミュニケーションを取れたような感触がありました。

聞いているのか聞いていないのかわからないように見えた子どもたちの、
手書きの感想文やイラストは、時間と空間、言葉をひととき共有したことの、温かな証であり、持って帰りたいほどでした。

私が読んだ絵本は、名前のない猫が、名前よりも大切なものを得るまでの物語でした。
「めろん、しあわせになってね」と書いてくれた君が、成長し、大人になり、幸せを与え、
また自身も幸せになる未来を、願ってやみません。


春瑠佳
「なまえのないねこ」を読む春瑠佳さん



集まる児童たち!!


読み聞かせが終わった後も猫が気になる子も



最後はたむらさんの感想





よみきかせの一日!

今日何よりも嬉しかったのは
最初から最後までずーっと
全員が聴いてくれたこと

それぞれの絵本を
読み終わったタイミングで
感想を、書いてくれたのですが

読み終わった絵本を
もう一度読んでくれたり
小さな発見を教えてくれたり
またまた新しい子供の感性に触れることができました!

また、久しぶり絵本を
読みましたが
言葉をひとつ ひとつ
何を使うか どう伝えるか
選んでることが
伝わるような詩のような言い回しや

細かいところま描き込まれた絵をみて

久しぶりに図書館に
行きたくなりました。


たむら

「ボタン押しちゃだめだよ~」



読み聞かせが終わった後も児童達がまた気になった絵本を読んでいたり、
もう一回読んでーと言ってくれるのを聞いて、
改めて、絵本って一回読むだけじゃなくて、何回も読んだり聞いたりして新しい発見があったり、
愛着が沸いたりするものなのか、と気付かせてもらうことが出来ました。




恒例のフレフレ通信 皆さんに感想を書いてもらいました

さて、次回のフレフレ号の活動は
6月22日(土)14時半から、
「コトコト言の葉、言葉作り」をやります。

普段皆さんが使っている言葉とは少し違う言葉や、
新しい言葉を紹介したり、皆でクイズをしたりします。

是非ご参加ください!

それではまた次回の活動でお会いしましょう。














2019年3月6日水曜日

劇団フレフレ号と遊ぼう2月企画『フレフレ寄席6』

児童館に演劇を届ける劇団フレフレ号も、年に1回のフレフレ寄席は今回で6回目になりました。
過去の記録は以下の通りです。
http://furefurego.blogspot.jp/2017/02/blog-post.html
http://furefurego.blogspot.jp/2016/03/blog-post.html
http://furefurego.blogspot.jp/2015/03/blog-post.html
http://furefurego.blogspot.jp/2014/03/blog-post.html
http://furefurego.blogspot.com/2018/04/blog-post.html
その様子をご報告します。

これまで参加してくれた噺家さんたちは落研のOB&OGが多かったのですが、今回は現役と新人のフレッシュな高座となりました。
終わったあとの笑顔!実はこの三人は当日初対面!!
今回の演目は
一つ目は人参亭ぐりこさんの「太鼓腹」
二つ目は飛翔亭こばとさんの「だくだく」
そしてトリは紫紺亭 嫐嬲さんの「転失気」
の三席です。

さあ、会場へ
毎回活躍する暖簾、ここをくぐって・・・
いつものようにめくり、(マットの上の)座布団、花ござ

「きんちょうしてきた〜」

まずは「太鼓腹」が始まりました。
続いて「だくだく」へ
そしてトリは「転失気」
こどたちの感想を「わたしもやってみたいです。」



さて、届けた私たちの感想は、

初めて落語に臨みましたが、とても緊張しました。序盤にやらせてもらったので子どもたちの集中を後につなげられなくて悔しいです(>_<)私の力不足もありますし、最後までみたいと思ってもらえるような工夫ができればもっと楽しんでもらえたのに!と思います。
でも、最後まで聞いてくれた子どもたちが、心の底から「すげー面白かった!」といってくれて、中には私もやりたい!という子もいて、それは本当にやってよかったなと思いました。
ありがとうございました!
練習してくるのでまたやらせてください!
よしたけ


***********

今回、私は『だくだく』をやらせていただきました
子供達が周りの音にも乱されずこちらに意識を傾けて聞いてくれていたのが嬉しかったです
しかし、子供達を笑わせるためにはまだまだ実力が足りないなと感じました
もし、またご縁がありましたら
子供達のキラキラした笑顔とはじけるような笑い声を聞けるような、楽しい落語をお届けできるようにがんばります
ありがとうございました
飛翔亭こばと(小久保美羽)


**********

お疲れ様でした!

本日は「転失気」でトリをつとめました。
子供たちより大人の方が多いという状況に動揺しつつも、上下振る度に目に入る三島さんの微笑みに勇気付けられながら話しました。
個人的には放送が入ったときに動揺がピークに達し、全く対応できなかったことが反省でございます。

会全体としては、お子さんたちに最後まで座っていて頂くために、出順を変えたり出囃子をかけたりといったことも効果的ではないかと感じました!

お子さんたちのフレッシュなエネルギーに触れることができてとても楽しかったです!吉武さん、小久保さんの落語もとても面白かったです!
皆さん今日はありがとうございました!
紫紺亭 嫐嬲



**********

落語っていまのお笑いとは
違い聴き手
お客さんの力を必要とするお笑いなのだと思いました。

難しい内容や展開のピークに
なるまでの時間を
しっかり聞いてついてゆく
だからこそ、聴き手は想像することができ
人によって捉え方の幅も生まれるのだと思いました。

最後まで聞いてくれる子、途中から集中力が切れてしまう子様々でしたが

15分間想像を働かせて
この落語を聞いたという
体験が子供にとってふと
思い出す不思議な経験になるのではないかと思いました。

今日はステキな寄席を
ありがとうございました!

たむら


**********
初めは私たちおとなとこどもたちと児童館とを演劇で結ぶ責務のような気持ちで始めた劇団フレフレ号の活動ですが、回を重ねて丸7年度を終えました。
最近は役目である児童館の調整も含めて仲間と作り上げる喜びも感じています。終わった後の充足感が次回のチカラになります。
ところがです。
フレフレ寄席も6回目になるというのに、自分の調整不足が露呈する結果になって噺家さんたちにも申し訳ないことになってしまいました。
今回は終わった後の不足感をチカラに次回に挑もうという気持ちです。
噺家さんも含めて繰り返すことがこの活動の意味だと思います。(みっしー)
**********
こどもたちの感想をまとめた「劇団フレフレ号通信」を作成して児童館の壁に貼らせてもらいました。
「次回予告」にもあるように、次は絵本の読み聞かせをします。
「ぜったいにおしちゃダメ?」

2019年1月21日月曜日

わくわくシティー(2018.12.08)「3匹のガラガラドン」

わくわくシティーでの公演も5回目。隔年で小学校の体育館と校庭を交互に会場としています。今年は3回目の校庭の番でした。毎年当日雨だったらどうしよう、と心配しながらもこの季節はまた無事に校庭で行えました。さあ、今年はどんなお芝居にしましょうか?
今年はこの中から「三びきのやぎ」を選択!
校庭での前回(2016)「よいこ、わるいこ、クリスマス」
http://furefurego.blogspot.com/2016/12/2016123.html
校庭での初回(2014)「本の虫」
http://furefurego.blogspot.com/2014/12/11.html

校庭での公演も3回目ということで、「今回が初めて」としてステージを客席の前後に設け、左右や中も演者が入り込み、さらにはこどもたちにもお芝居を手伝ってもらう形になりました。(なおかつ、ステージの背景もわくわくシティーのブースです。)
客席のブルーシートに小道具をセットして
背景の赤いジャンバーは吹奏楽体験のブースの方
今にして考えてみると当日何人くらいのこどもたちが観てくれるかも分からない中で、よく計画し、実行したものだと思います。でも終わってみるといつも同様に、おとなの想像を超えてこどもたちは楽しんで、協力してくれるのでした。



さああ、始まります。
踊るガラガラドン
困ったガラガラドン
(トロル)がんばるぞ
なんかいい写真です。(もちろん演技中です。)
「やったー!」
あれはなんだ!



公演をはさんでその前後の時間には頭を切り替えて二つのわくわくシティーのブース運営を行いました。たくさんの人たちに囲まれて、心地良い疲労感の中で、来年もやってみようかなと思えるような気持ちになります。

さあ、いらっしゃいいらっやい。


【参加者の感想】
***************

今年のわくわくシティは年齢層が様々でした。
幼稚園前の子たちを中心に吹奏楽部の中学生も参加していて出し物の演劇も、みんなで楽しんでくれました。

子ども達が劇に参加できるように小道具を客席に隠したのですが、予想以上のお客様の数で客席に入れず、でも、みんなが客席から役者に小道具を渡してくれたので練習とはちがいましたが、また違うたよさのある最高の、出来栄えになったんじゃないかと思います!

また来年も参加できることを楽しみにしております。

(田村)
***************

今回は期間が短いのもあり、できるだけ手持ちの道具で作れるようにして費用を抑えて、既製品で買えるならそれで済ませて時間を削る方向でいました。

実地が外というのはなかなか難しく、たしか2年前のよいこわるいこクリスマスでも道具の介錯をして捌け口がない不利を少しでも減らそうとしていたなと思い出しました。

会場のサイズもかなり大きく、結果的には怪我の功名でしたが現地合わせをいくつかやっていたのでてんやわんやでした。

環境がわからない中でどう動くかを考えるのは好きですが、人になにかを任せるときにリスキーだなぁと思ったのでできれば対策はしなきゃなと反省していました。

ですが、やはり楽しいと言って貰えるのは嬉しい限りです。
いつまでやれるかなぁとも思うし、毎回どうするかなぁと迷いますが、まずは一歩一歩進んでいこうと思います。
(おか)

***************

7年前のこの季節の頃、とある児童館でやまねこ一座の音楽劇『長靴をはいたヤマネコ』を終え、荷物を載せて出そうとした車に眼鏡をかけた小柄な女の子が駆け寄って来た。「今日はどうもありがとうございました。とても面白かったです。またお芝居を観せに来てください。」と言ってた帰っていった。

その経験が翌年からの劇団フレフレ号の活動につながったのだが、この日の小学校の校庭でのお芝居『三匹のガラガラドン』の終演後にもあった。わざわざそう伝えてくれに来てくれる気持ちに届いたと感じた。

かつての時もそうだったように、お芝居を楽しんでくれるこどもたち、この活動を大切にしてくれる児童館の先生方、そしておだやかなつながりを持ってそれぞれが忙しい中で取り組む劇団の仲間たち、その三方の関係がこの活動を7年間つないで来た。

手探りで始めた脚本、演出、舞台、演技を毎年繰り返すことで、それらが確実に積み重なっていること、それを次回につなげたいと思う結果を生んでいる。ありがたいことです。(みっしー)

***************

三匹のガラガラドン、リーダーのヤギ・ガラガラドンを演じた
いでおんです。
普段は児童館でのお芝居なので小学生の皆さんの前で演じることが多いのでしたが、今日は中学生の子たちも観て笑ってくれていたのが新鮮でした。
フレフレ号での活動も7年目、活動当初は社会人1年目だった僕ももうすぐ30歳になろうとしています。
改めて長い間活動してきたな、と思うのと、自分も周りも7年の間に色々と変化して行く中、変わらない活動をずっと出来ているのは尊いことだなぁと感じました。この活動を大切にしようと思いました。
(いでおん)

***************

毎年恒例のワクワクシティでまたお芝居とブースの運営をさせていただきました!
お芝居は『三匹のガラガラドン』トロル役をやりました。同タイトルの絵本とは異なるあらすじだったので、最初に絵本の話をしている声が聞こえたときは少しどきどきしました笑
客席を囲んで、見る場所が一定でなかったり、客席に小道具を仕込んだりしたのでお客さんもただ観るだけでない体験ができたのではないかと思います。
もっと参加してもらえるような仕掛けとか工夫ができたらもっと楽しんでもらえたなーと思うのでちょっと悔しいですが、「次はいつくるの?」との言葉をもらえたのでパワーアップしたものを届けられるようにしたいです!
ブースではこども実行委員の子たちがとにかくしっかりしていて、混んできた時もてきぱきと運営していたのが印象的でした。
ずっとコロコロボーリングにいたのでこどもたちと仲良くなれたもの嬉しかったです。
また、遊びにいくので、お芝居をみて楽しんでくれたり、一緒に遊んでくれたら嬉しいなと思います。
仲良くなりました。
(よしたけ)

***************

自分が参加するのが3回目となるワクワクシティーですが、今年もやってよかったなと思えるものでした。

初めはあうあさんと井出さんのお力になれればと始めたこの活動ですが、最近は子供たちの反応をみたり、子供たちと触れ合う中でやりがいに近いものを感じるようになりました。

参加してよかったと感じられるのも、ひとえに関係者のみなさま、子供たち、お手伝いしてくださっている方のおかげです。

これからも精進していきます。
よろしくお願い致します。
(はまさき)

***************

今回、ブース運営の当日スタッフとして参加しました。

コロコロボウリングを担当していましたが、子どもたちの反応がとても良く、ブースは大盛況!子どもたちの楽しそうにしている姿に、心がとてもほっこりしました。
たくさんのピンを倒すべく、投げ方を工夫しながら何度も挑戦するリピーターの姿勢に密かに感動を覚えたりも。

また、アルバイト(という設定)でブース運営のお手伝いをしてくれた子どもたちも、こちらが何も言わずとも積極的に取り組んでくれる子たちばかりで素晴らしかったです!自分も頑張ろうと思えました。

普段なかなか子どもたちと触れ合う機会がない自分にとっては、発見がたくさんある、とても充実した時間でした。ありがとうございました!
(もときんぐ)

***************

次回はこれまた恒例となった『フレフレ寄席』で児童館に笑いを届けます。