本番アルバム

2014年12月2日火曜日

11月企画本番のご報告:②「ペンシルバルーン」「UFOキャッチャー」、③パフォーマンス「ひらひらリンリン」

オープニングで上演した「本の虫」終了後は、「わくわくシティ」を構成するたくさんの店舗の中で私たちは「ペンシルバルーン」、「UFOキャッチャー」の2店舗の運営に参加しました。

こどもたちは「市役所」でシティの住民登録をしてもらった「ヤッチ券」で気なる店舗で遊べます。また気に入った店舗で「アルバイト」として手伝うと追加でヤッチ券がさらにもらえ、シティで楽しく遊べます。

「ペンシルバルーン」
私は「本の虫」さんとペンシルバルーンに参加。
ダンボールで作った的の穴に膨らませた風船を投げ入れ、
見事入ればその風船と飴がもらえるというお店です。大盛況で、途中風船の準備が間に合わない程でした。

児童館での活動で会ったことのある子たちも参加してくれ、
「あ!イデだ!」や「フレフレ号でしょ!」と言ってくれたのが嬉しかったです。

小学校でのイベントだからか、児童館とはまた違った姿を見ることが出来て新鮮でした。

「UFOキャッチャー」
「忍者」さんと「ゴリラ」くんも、上演した衣装のままで参加しました。

こちらもかつての演劇仲間の中村さんの応援もあり、ひっきりなしにやってくるこどもたちと楽しむことができました。

大盛況だったので児童たちを捌くのに必死で、途中北山さんのパフォーマンス「ひらひらリンリン」があったのですが全く見ることが出来ず、気が付けば終わっていました…。

初めての屋外での演劇とこどもたちとの目一杯の交流は、へとへとになるほどでしたが、癖になってまたやってみたい気持ちになって終えることができました。

11月企画本番のご報告:①「本の虫」

2014/11/22(土)
児童館のお祭り「わくわくシティ」のオープニングで上演した「本の虫」から報告します。
「本の虫」担当の井出です。

皆さんのご協力のもと、フレフレ号11月企画無事終えることが出来ました。ご報告いたします。
屋外ということで当日は天候の心配もありましたが、雲1つない晴天の中で本番を迎えることが出来ました。
当日初めて見る衣装や小道具もありワクワクしながら本番に臨みました!

「本の虫」
先生方のご協力もあり、児童館で行う時よりもずっと大勢の児童たちが、きちんとブルーシートの席に着いて観劇してくれたのが印象的でした。
役者の皆さんも楽しんで演じてくださったようで嬉しかったです。
また、児童だけでなく保護者や先生方も笑ってくれる場面もあり心の中でガッツポーズでした!

11月企画を無事終えることが出来たのは、本当に多くの方にご協力いただいたおかげです。改めてありがとうございました。

さあ、始まりますよ。

静かな所で本を読もうとして「本の虫」さんが、高いところに登って、
怖くて降りられなくなってしまった!
通りがかりの「虫取り少年」が虫取り網で助けようとしたが… 

本の虫を助けるために、虫取り少年の友だちが次々に助けに呼ばれたが…
ますは「面倒くさがり屋のカズくん」

次に呼ばれたのは「熱血コーチ」

今度は探偵の「シャーロック・ア・ホームズ」

さらには「ガリガリガリクソン博士」まで

ええ、「ゴリラ」の友だちもいるの!

「忍者」まで!!

えっ!どうして降りられたの?

おしまい



劇団フレフレ号が児童館での毎月の活動を初めて2年半、年1回の演劇も3回目になりました。
今年は去年までの反省を生かして準備を始めてきて、10月のこどもたちを巻き込む演劇「妖怪バトル」と11月のこどもたちに観てもらう「本の虫」を上演することができました。
その結果、「いろいろなおとなが本気で取り組んでこどもたちに届ける」という本来目指してきた活動がカタチになってきたことを実感する一日でした。




2014年11月12日水曜日

11月企画「本の虫」稽古風景〜その2〜(夜の公園にて)

11月企画「本の虫」稽古報告

場所:池袋の公園
日時:11月10日21時〜22時過ぎくらい
参加者:井出、田村、大石、梅原先生、ウルフさん

内容:

(1)田村さんが台本の改訂版を持ってきてくれました。具体的には梅原先生の熱血コーチと博士のパートです。不自然な点がなくなり、より面白くなりました。セリフ確認で梅原先生が笑ってました。笑


(2)それぞれの台詞の読み方や動きを田村演出でどんどん固めていきました。大石くんの探偵はとても良くなったと思います!田村演出は役者本人が楽しくなるように演出してくれて、安心して観れます。


(3)今回の稽古参加メンバーに関しては、あとは台詞を覚えて、動きをしっかり出来るようにすれば完成できるところまで行けました。


(4)あとは数をこなすだけ。


次回稽古(11月15日を予定)はメンバーも揃うので、完成させちゃいましょう!
以上11月10日稽古報告でした。(井出)

2014年10月29日水曜日

「劇団フレフレ号と遊ぼう」10月公演のご報告

こんにちは。佐藤史弥です。
今回は、10/25(土)に行われた公演、
「妖怪バトル!みんなとつくるお芝居 〜もしもゲームがテストになったら〜」
についてご報告したいと思います。


今回のお芝居の流れはちょっぴり特殊で、
1、まず大人によるお芝居。
2、お芝居のつづきを子ども達みんなで相談。
3、子ども達と大人が混じってエチュード。
という、即興性を必要とされるものでした。


ちょっと難しい話をすると、今月の企画は昨年11月より行われていた「ボアールの演劇手法の子ども達への適用」という試みの集大成といえる内容でした(ボアールとは、ブラジルの演出家さんです)。
本来大人に対して適用するのが普通であるボアールの演劇手法を子ども達に対して適用する試みは、もしかして世界初と言えるかもしれません。
とはいえ、やはり大人への適用と子どもへの適用にはギャップがあり、多少ボアールの手法そのものを変形する必要がありました。その点で、意図した効果が十分得られたとは言えませんが、その中でも一通りの成果をあげられたのではないかと思います。(難しい話おわり)

お芝居の中身はとても単純で、
・お掃除が好きすぎるお掃除妖怪が、小学校にあらわれた!
・お掃除妖怪は、学校の授業をすべて掃除の時間に変えてしまうらしい!
・どうする子ども達!?
というお話でした。(先月のリハーサルとだいたい同じです)


子ども達は各々いっぱい考えて、それぞれ思い思いの意見をお掃除妖怪にぶつけてくれました。
中にはこちらの予想を超えた意見も飛び出し、とてもにぎやかで楽しい一時間となりました。


また、今回は準備にも少し時間をかけ、短時間ながらそれなりにサマになった舞台を作り上げることもできました。準備および進行には、南大谷児童館の職員さんがたに多々ご協力いただきました。この場を借りてお礼申し上げます。


以下、今回参加してくれた役者さんたちの感想です!

***

岡みのり(みのる君役):
このような活動に、役者という形で参加出来たこと、嬉しく思います。子どもたちの溢れんばかりのパワーを感じながら一緒にお芝居ができ、本当に楽しかったです。普段考えないようなことを考えたり、少し緊張するけれど皆の前に出て自分を表現したりすることの楽しさを、子どもたちにも感じてもらえたなら幸いです。

須藤(うさぎちゃん役):
うさぎ役として出演しました。子供たちの素直な反応が嬉しく、時に驚かされ、私自身もハラハラドキドキしながらお芝居を作り上げることができました。今回子供たちが舞台上で話してくれたことが、授業やお掃除の時間について考えるきっかけになればいいなと思います。

村田(お掃除妖怪役):
子供たちとの即興を楽しめました。舞台上で必死に考える中で、いつもとは違った思考を経験してくれたなら幸いです。みんな目が輝いていてうれしかった。

小倉(ナレーター役):
役者として関わらせていただきました。
このような活動自体初めてで少しドキドキしましたが、ぐいぐい積極的に前に出て振る舞う子供たちとの触れ合いは楽しかったです。
今回はナレーターを担当させていただきましたが、舞台という不思議な空間への案内人の役割が少しでも果たせていたら嬉しいです。

***

来月の「劇団フレフレ号と遊ぼう」は「じどうかんまつり『わくわくシティ』」にて屋外での『本の虫』を予定しています!どうぞご期待ください。

2014年10月18日土曜日

11月企画「本の虫」稽古風景〜その1〜(晴天の屋上にて)

11月の「劇団フレフレ号と遊ぼう」は特別バージョンとして、小学校の校庭で「わくわくシティー」オープニングを飾る「本の虫」を届けます。

稽古も2回目に入りました。

今日は青空の下の陽を浴びながら、屋上の天然芝生の上で行いました。
本番も屋外ですからね。
担当のいでおんのナイス選択でした。

場面ごとに稽古が出来る台本のおかげで稽古はどんどん進みます。

主役のよっしーはすでに台詞が入っています。

掛け合いもご覧の通りです。
これからの稽古も楽しみです。

「天気がよかったらこれからの稽古もすべてここでいいね!」

本番は11月22日です。
きっとこどもたちにもよろこんでもらえそうです!!

2014年10月3日金曜日

「劇団フレフレ号と遊ぼう」9月の報告です。

こんにちは。少し肌寒くなってきましたね。劇団フレフレ号のメンバーの佐藤史弥です。
9月の「劇団フレフレ号と遊ぼう」は、10月に南大谷児童館で行われるお芝居公演、

「妖怪バトル!みんなでつくるお芝居 〜もしもゲームがテストになったら〜」


のリハーサル的な位置づけとして、何人かの役者さん(みな大学生です)を呼んで簡単なお芝居をし、そのあとお芝居の続きをエチュード形式で作って行く試みをしました。お芝居の続きには、子ども達にも主体的に関わってもらいました。


この日に持ってきたお話は、
「学校の授業が全部"そうじ"の時間に変えてしまう!」
という謎のお掃除妖怪の出現に振り回される、小学生のみのる君とうさぎちゃんのお話です。
「学校の授業がそうじになるなんて嫌だ!」というみのる君とうさぎちゃんとは裏腹に、子ども達の反応は様々で、「別に全部そうじになってもいい!」という子どもがいたのには驚きました。


「みんな意外と掃除が好きなんだなあ…(もしかして、掃除の時間にこっそり遊んでる…?)」

などと、邪念にとらわれた一時間でした。

お掃除妖怪の凶行を止めるために奮闘してくれた子どもたちの姿を観る事ができたのは大変嬉しかったのですが、なかなか舞台-客席間の連携が上手く取れず、子ども達が集中してお芝居を見れるような状態を作れなかったのが、今月の一番の反省点です。

今月の反省点をもとに、役者さん達とブラッシュアップをした上で、10月の本番に臨みたいと思います(10月の個人的テーマは「本格的」!)。


というわけで、来月の報告をお楽しみに!!

佐藤史弥

2014年8月24日日曜日

「劇団フレフレ号と遊ぼう」8月の報告です!

8/23、「フレフレ号と遊ぼう」の日は、夏休みの工作スペシャル!
みんなで宇宙船を作りました。


演劇ってなに?

脚本を書く人
演出する人
演じる人
音響
照明…

様々な人が関わってできるのが演劇。
その中の重要な一つに、「舞台美術」があります。

今回はその「舞台美術」の視点で、

子供たちは、普段工作をするにしても、自分の体が入れるようなサイズのものはあまり作る機会がないんじゃないかしら?



人が入れるサイズのものを作るには、強度も安定感も大きさも必要。色んな知恵を働かせました。


ダンボールをつなげて壁と天井を作り、紙製の棒を支柱にしました。
足りない分は小さいダンボールを箱状に組み立て積み重ね、柱に。


内部には宇宙船の操作パネルを書いたり、モニターを取り付けたり。


壁に穴を開けてセロファンを貼り、窓も上手に作れました。


時間になったらみんなで乗船し、出発のカウントダウン。


10!9!8!7!6!5!4!3!2!1!
発射!!


月へ行って、途中宇宙人と遭遇し…
地球へ帰ってくる時に、脱出と同時に宇宙船を破壊。
そのまま片付けの流れになりました。


片付けは、作る以上に大切な作業。
床に残った厄介なガムテープを一緒にはがしました。
これが一番身にしみた?!


去年から夏にやるようになった、普段とは少し変わった工作WS、これからも続けていけるといいですね。

************

8月は昨年に引き続きクルミさんが担当となって段ボールを使った工作を楽しみました。
今回は新たにミマモリPROJECTからも、まいちゃんの参加がありました。

クルミさんと一緒に大半の男の子たちが段ボールの宇宙船作るとなりで、暗幕にひたすら星空を作る子に付きっきりのウルフさん、まいちゃんが丁寧に引き入れてくれた女の子たちが、一緒に楽しそうに窓を作ったりと、ひとり一人のこどもたちにも対応するいろいろなおとなが大切なことを感じました。

床に残ったガムテープの後をきれいにする30分以上の根気は、こどもにもおとなにも一番の成果だったのでしょう。私たちに配慮不足で先生方にもたいへんお手間をかけてしました。来年が布のガムテープを用意してきます。

9月からはまたこどもたちとお芝居を作る活動を行い、10月の公演、11月のお祭りにも演劇を届けていきます。

2014年7月12日土曜日

劇団フレフレ号と遊ぼう」6月の報告です。

6月28日(土)は、宮澤賢治の童話「オツベルと象」を聞いて、その内容についてかんがえ、作り変えてみようという試みをしました。

 さいしょにフレフレ号メンバーによる「オツベルと象」の朗読を聞いた後、参加した子どもたちが3グループにわかれて、その内容について考えました。

 「オツベルと象」は、工場経営者のオツベルがだまして白象を工場でさんざんに働かせ、それを知った象の仲間たちに踏みつぶされてしまうという、こんにちの人間にも少し通じるところのある作品です。


 しかしこの童話の難しいところは、助けられた白象が仲間たちに、少しさびしそうにお礼をいうというところです。つまり、白象はただ復讐することを望んでいたわけではなく、おそらくはもっと違った結末を望んでいたということです。


 3グループはいろいろ考えた末、それぞれの感想と改作案を出し合いました。そのなかには「象がオツベルを働かせる」など、いろいろおもしろいものがふくまれていました。年少の子どもたちも、難しさと格闘しつつ、おもしろい感想を出してくれました。


 フレフレ号のメンバーも、いろいろと得るところの多い試みでした。
文責:梅原宏司


このように6月は中学生も含めて楽しみにしていた10人のこどもたちの参加がありました。
最初に恒例の「人間知恵の輪」も盛り上り2回繰り返し、身体と気持ちをほぐして始めました。
これは5月にこどもたちみんなで作った「劇団フレフレ号通信」です。

2014年6月8日日曜日

劇団フレフレ号と遊ぼう」5月の報告です。

吉武です。
大変遅くなってしまいましたが、5月のフレフレ号と遊ぼうの報告をします!


今回は担当をさせていただくということで、助っ人として、荒川チョモランマに出演してくれた有吉くんと海老原君と共に臨みました。

近隣の小学校の運動会が開催されているということで、参加者は少ないかも...と思ったのですが、そんなことはなく、約15名の子どもたちが参加してくれました!
しかも、先月も来てくれた子が多く、たむちゃんはいないのー?俳優さんはー?と聞いてくれた子もいて、嬉しかったです。

まずは、自己紹介と人間知恵の輪。
半分くらいが先月も参加してくれていたのでスムーズに楽しく進みました。

その後に、桃太郎のお話をみんなでつくりました。
まずは、有吉くんと海老原くんにより桃太郎を上演。ところが、桃太郎は一人で鬼に挑み負けてしまいます。

桃太郎はどうすれば、鬼に勝てるのか?


続きを子どもたちと一緒に考えて作りました。
桃太郎には仲間が必要?どんな仲間?
最後に桃太郎は鬼を倒すのか?仲間にするか?

などなど、様々なアイディアがでました!うまくお芝居の形にまとめられなかったりもしましたが、アイディアを出しながら、物語を造ることができ、よかったと思います。

帰り際、次はいつくるのー?と聞いてくれた子もいて、この調子で演劇って楽しいと思ってくれる子が増えたらいいなと思います。(吉武)


今回は吉武さんの担当のもと、荒川チョモランマという劇団の大学生2人が参加してくれました。初めてこどもたちとの活動ということでこどもたち以上の目を輝かせて、汗びっしょりになりながら取り組んでくれました。
こどもたちへの活動ですが、役者にとっても得るものがある活動になることは、劇団フレフレ号にとってもとても有意義なものになっています。