本番アルバム

2014年10月29日水曜日

「劇団フレフレ号と遊ぼう」10月公演のご報告

こんにちは。佐藤史弥です。
今回は、10/25(土)に行われた公演、
「妖怪バトル!みんなとつくるお芝居 〜もしもゲームがテストになったら〜」
についてご報告したいと思います。


今回のお芝居の流れはちょっぴり特殊で、
1、まず大人によるお芝居。
2、お芝居のつづきを子ども達みんなで相談。
3、子ども達と大人が混じってエチュード。
という、即興性を必要とされるものでした。


ちょっと難しい話をすると、今月の企画は昨年11月より行われていた「ボアールの演劇手法の子ども達への適用」という試みの集大成といえる内容でした(ボアールとは、ブラジルの演出家さんです)。
本来大人に対して適用するのが普通であるボアールの演劇手法を子ども達に対して適用する試みは、もしかして世界初と言えるかもしれません。
とはいえ、やはり大人への適用と子どもへの適用にはギャップがあり、多少ボアールの手法そのものを変形する必要がありました。その点で、意図した効果が十分得られたとは言えませんが、その中でも一通りの成果をあげられたのではないかと思います。(難しい話おわり)

お芝居の中身はとても単純で、
・お掃除が好きすぎるお掃除妖怪が、小学校にあらわれた!
・お掃除妖怪は、学校の授業をすべて掃除の時間に変えてしまうらしい!
・どうする子ども達!?
というお話でした。(先月のリハーサルとだいたい同じです)


子ども達は各々いっぱい考えて、それぞれ思い思いの意見をお掃除妖怪にぶつけてくれました。
中にはこちらの予想を超えた意見も飛び出し、とてもにぎやかで楽しい一時間となりました。


また、今回は準備にも少し時間をかけ、短時間ながらそれなりにサマになった舞台を作り上げることもできました。準備および進行には、南大谷児童館の職員さんがたに多々ご協力いただきました。この場を借りてお礼申し上げます。


以下、今回参加してくれた役者さんたちの感想です!

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岡みのり(みのる君役):
このような活動に、役者という形で参加出来たこと、嬉しく思います。子どもたちの溢れんばかりのパワーを感じながら一緒にお芝居ができ、本当に楽しかったです。普段考えないようなことを考えたり、少し緊張するけれど皆の前に出て自分を表現したりすることの楽しさを、子どもたちにも感じてもらえたなら幸いです。

須藤(うさぎちゃん役):
うさぎ役として出演しました。子供たちの素直な反応が嬉しく、時に驚かされ、私自身もハラハラドキドキしながらお芝居を作り上げることができました。今回子供たちが舞台上で話してくれたことが、授業やお掃除の時間について考えるきっかけになればいいなと思います。

村田(お掃除妖怪役):
子供たちとの即興を楽しめました。舞台上で必死に考える中で、いつもとは違った思考を経験してくれたなら幸いです。みんな目が輝いていてうれしかった。

小倉(ナレーター役):
役者として関わらせていただきました。
このような活動自体初めてで少しドキドキしましたが、ぐいぐい積極的に前に出て振る舞う子供たちとの触れ合いは楽しかったです。
今回はナレーターを担当させていただきましたが、舞台という不思議な空間への案内人の役割が少しでも果たせていたら嬉しいです。

***

来月の「劇団フレフレ号と遊ぼう」は「じどうかんまつり『わくわくシティ』」にて屋外での『本の虫』を予定しています!どうぞご期待ください。

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