本番アルバム

2022年10月30日日曜日

劇団フレフレ号と遊ぼう9月企画『フレフレ寄席8』

9/26、恒例のフレフレ寄席もコロナの影響で実に2年振りの開催となりました。

3名の噺家さん達を呼び、それぞれ落語3本を児童の皆さんに観てもらいます。

準備!


めくりを作ります

入口に暖簾も用意!

打合せかな?


本日は3連休の真ん中&天気は雨で、準備している段階では児童が一人もおらず…
無観客での開催となるのか、一抹の不安とともにいざ開演!

たくさんの児童が観てくれました!


不安をよそに、始まればたくさんの児童たちが観に来てくれました!良かった!


少しづつ増える観客


皆それぞれ持ち寄った落語を披露


みんな真剣に聞いてくれました


おばけのポーズかな?



めくりと一緒に記念写真!


今日の活動も無事終えてほっとする一同でした。

座って一人の話を聞くって、小学校までは学校の先生以外ではあまり無いことかも?



今回こどもたちにフレフレ寄席をお届けしたしたおとなたちの感想です。

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今回は、子供たちと一緒に言葉遊びを楽しめればと思い「ん廻し」を選びました。

好きな給食や「ん」がつく言葉を一緒に考えてくれた子供たち(大人も!)のおかげで、愉快な時間を過ごせたと思います。ありがとうございました。


(味噌亭二割引)



今日は、落語を観るのは初めてというお友達も多いということで、状況やオチが伝わるかな?と心配していましたが、みなさん頭の中でイメージをふくらませながら聞いてくれました。

少しでも落語がおもしろいと思ったら、ぜひテレビや寄席でも観てみてください!観に来てくれてありがとうございました。


(甘味家 柚餅子)


飯喰亭パン吉です。

今までに「紫紺亭嫐嬲」という名前で2回出演させていただき、今回3度目のお呼びに預かりました。

今回は「お菊の皿」という怪談噺でトリをつとめさせていただきました。この噺の舞台である番町という町は、江戸時代はエリートお侍の屋敷が沢山あった町。現在も高級住宅街ですが、夜はしーんと静かで、確かに「何か」出そうな町です。今でもお菊さんがいたりして。

観に来てくれたお子さんたち、児童館の職員の皆さん、フレフレ号のスタッフ様、楽しい時間をありがとうございました!


飯喰亭パン吉)



小学校より下の子?から、高校生、そしてお母さんまで幅広い年齢層に観てもらえたのが印象的でした。

落語は噺家さんの前に敷いたゴザに座って聞いてもらったのですが、噺家さんが正座だからか、ついつい聞き手も正座してしまう子が何人かいたのが可愛かったです笑

新卒の井出としてフレフレ号は社会人1年目のときから活動を始め、10年目の今、自分にも第一子が産まれ

児童との関わりや、どんなことを児童に伝えたいか等、節目となるような回でした!


(いでおん)




2012年から始めた劇団フレフレ号の児童館活動。コロナ禍での2年の中断を挟み、今年再開した中でこのフレフレ寄席の企画は8回目になりました。

これまでこども相手の落語をしてきた訳ではない噺家さんが、真剣に挑みます。今回はこれまで何回も参加してくれた3人です。聞くこどもたちも多くが初めての生落語の経験です。みんなお互いが緊張する雰囲気の中で、巧みに始めていきます。たとえ内容が完全には分かっていなかったとしても、話芸やオチを楽しむ気持ちは伝わってきます。

だって、話を聞いた14人のこどもたちが三人三話45分のお話しの間に誰一人席を立つ子はいませんでした。初めてのことでした。


(みっしー)





2022年二度目のフレフレ号はフレフレ寄席!落語は今の小学生にはなかなか馴染みがないものかもしれませんが、井出さんのていねいな導入から、浴衣姿もばっちり素敵な三人の噺家さんの寄席に入っていきます。


まずは「味噌亭二割引」さん。客席の子どもたちに話しかけレスポンスしてもらうスタイルの前説から心をつかんでいきます。古典の『田楽喰い』の田楽をみんな大好き給食の揚げパンに置き換えて、ぐっと親しみやすく。「ん」のつく言葉を子どもたちがめいめいに考えてくれたのもよかったです。(「しんかんせん」は完璧なMVP)


続いて「甘味家 柚餅子」さん。こちらは新作でしょうか。小学生にもわかりやすい駄洒落から落語へと話をしてつなげ、演目へ。頭もよくない、体力もない、怠け者の男が破格の条件で見つけた仕事の顛末とはハラハラする展開から、ほっこりするオチへ、すっかり引き込まれてしまいました。


最後は「飯食亭パン吉」さん。皆さんの食べもので統一された高座名にもくすっと笑わせてもらいつつ、演目はおそらく現代でも最も有名な古典のひとつである『お菊の皿』。「怪談」と聞いて逃げ腰になる子もいましたが、茶目っ気と切れ味たっぷりに演じてくれました。


悪天候のなか子どもたちは来てくれるのか、元気いっぱい身体を動かしたい盛りの子どもたちは最後まで聞いてくれるのかと始まるまで心配でしたがいずれも杞憂、集まってくれた全員が最後まで楽しんでくれました。演者の皆さん、ありがとうございました!


(菅原)


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当日のこどもたちの感想を載せた手作りの「劇団フレフレ号通信」です



次回は11/6(日)小学校で演劇で「金のおの 銀のおの」

児童館での活動は3/4(土)となります。

次回もお楽しみに!



ありがとうございました!