本番アルバム

2015年5月26日火曜日

劇団フレフレ号と遊ぼう 5月企画「プロジェクションマッピング」の報告だ!

今月の児童館、「プロジェクションマッピング」をやってみようというものでした。

用意したのは

mac book air 1台
プロジェクター 1台
スピーカー 1台

使用する予定のソフトは

photo booth
Grand VJ
Video Mapper

だったのですが、こちらの準備不足からphoto boothで映像を作り、それをみんなで鑑賞するという形に。

参加者は大人3名 児童20名で、児童館の職員さんにも監督してもらいました。
年齢層は小学校低学年~中学2年までで、3班に分かれて機材を融通しあって映像を作ることに。

流れとしてですが

1. 班に分かれる前に、児童に映像を撮る方法などを教えて、10分ほどかけて撮影してもらう。(職員さんから、イベントに参加していない他の児童を撮らないように、終わったら映像を削除するようにとの指示があり、それに従いました)

2. 第一回鑑賞会。多分鑑賞会をしたことがあったんでしょうね、4列に分かれてきちんと座って見ていました。低学年から高学年まで参加できたことで、大人3名でしたが混乱は起きませんでした。

3. 何種類かエフェクトを使った動画を見て、「これでホラー映像つくっていい?」と意見が出たため、ここから3班に分かれての映像作成が始まります。班ごとに10分程度パソコンを貸しましたが、要望が強く、少し終了時間を押して撮影を数回行うことに。

4. 台本を作って、夜中の2時に学校に集まりかごめかごめをやっていると、呪怨よろしく幽霊が出てくるというのが、高学年女子班の映像、低学年男子と中学年女子の混合班は、男子が手に持ったスプーンで全員を殺して、その屍体を監督をやっていた女の子がずるずる運ぶというもの、女子班に中学生が監督していたところも不思議な動画を撮っていました。中学女子からはエフェクトが少なくてオリジナリティーが出しづらいとの要望がありましたから、次回やるならiMovieを使うのも良いかなと思いました。





作品を鑑賞して思ったのは、彼らには彼らにしか面白みの分からない事というのがあって、それを形にするのは自分のしょうにあってるなーと。

こちらの準備としては機材の貸し出しと使用法の説明だけだったこと、児童が高い自主性でもって行動してくれたのでフォローに回ることができたこと、これは楽チンな部類に入りました。




以上が君子の報告。
以下、井出くんの報告
5月23日フレフレ号と遊ぼうご報告
参加者:君子さん、井出、いのりさん
いつもより1時間遅く3時開始でした。
題目はプロジェクションマッピングで遊ぼう!
児童の参加者は20人ほど
パソコンを児童に預け好きに撮ってもらったあと、
カメラに写った顔が歪んだり分裂したり、背景が変わったり、それらを壁に投影して皆で見ました。
ホラー風の映像がうけたので、
5人ずつのチームに分かれてそれぞれこわい映像を作って発表しよう!となりましたが
こちらの指示もなく上級生が中心となり、物語を作りセリフまで考えて自主的に参加してくれました。
最後にまた皆の作品を発表しておしまいとなりました!
・館長さんから、児童たちが自主的に物語を作ってくれたので、今回のようにして映画を作るのも面白いのではないかという話がありました
・映像を扱うので、児童が勝手に参加していない児童を撮らないように気を付けてほしいということ、顔を映すのでしっかり最後には削除してほしいということ(今回は職員さん立会いのもと映像は全て削除しています)をお願いされました。児童の映像を扱うのは初めてなので、事前にしっかり伝えなければならなかったのですが足りませんでした。申し訳ありません。
当初の思惑とは違うところで児童の自主性を見ることが出来て面白い体験でした。
取り急ぎご報告でした。

2015年5月19日火曜日

劇団フレフレ号と遊ぼう 4月企画「桃太郎」のご報告

4月の「劇団フレフレ号と遊ぼう」は梅ちゃん企画で、みんなごぞんじの童話『桃太郎』を取り上げて、みんなで考えてみようという試みでした。

まずは久しぶりにみんなで導入として、一列に並んでヨーイどん!でスタートして誰が一番遅くゴールするかを競う「ゆっくり競争」をしました。

思い思いの独自の技で、なおかつその技をやり通していきます。



みんなが「ゆっくり競争」でほぐれたら、『桃太郎』の始まりまじまり!!

『桃太郎』は非常にポピュラーなので、さまざまな改作の試みがなされています。とくに「鬼ってなんなんだろう?」という疑問からの改作がたくさんあります。

それにならって、今回は
「原作通りに桃太郎とその一党が鬼を倒す」
「実はまじめに働いている鬼もいたので、宝物を半分返す」
「おじいさんとおばあさんのために、桃太郎が宝物をひとりじめしてしまう」
という結末を大人のほうで考え、男女別2グループに分かれてどの結末がいいか考えてみました。

お話の朗読中は、最初はよく知っている話ということで、子どもたちは普通に面白そうにしていました。

しかし2つ目の「半分返す」という結末には、「悪い乱暴な鬼」という既成のイメージを覆されて意外そうな反応もありました。
また、3つ目の「ひとりじめしてしまう」という結末では、おじいさんたちのためという目的に納得する反応もあり、また「ひとりじめしてしまっていいの?」という反応もあり、さまざまでした。


話し合いでは、女の子では「鬼と共存して、宝物を半分返す」という考えが多数派でしたが、男の子の間では「鬼を倒す」か「倒さない」かということで、さまざまな考えが提示され、途中からさらにふたつのグループに分かれました。みな、新しい結末について考えるということで、面白そうにしていました。

それまでのイメージにとらわれず、多様な考えを持ってもらうというねらいはかなり達成されたかと思います。そこで、今後はこれをさらに子どもたちが楽しめるような試みにしていきたいと思います。