本番アルバム

2013年7月14日日曜日

10月児童館企画の演目「ダストシューター」について。

演劇の演劇らしさってなんだろう?
活動として、お絵かきや尻尾作りなどを「演劇の日」で行うのはどうしてだろう?
誰かに演劇を説明しようと思うたびに考えることがありますが、今日、友人と演劇の話をしていて

「物を作ることを終着点としているものと、作った物で何をするかを始発点としている演劇。これは演劇らしいことだよね」

確かにそうだ!と私は合点がいきました。


以前に行った、お絵かき教室の様子。


お絵かき教室では、公演で使うことを前提にしてドアの絵を描きました。当日、児童とはその絵を描くという所で終わってしまったのが残念ですが、その経験から次回何かあれば「作った物を使う」ところまでで「演劇の日」と言い切れる気もしますし、それは演劇らしいと言える気もします。

しっぽ取りゲームをした日

しっぽを作って、その作ったしっぽで遊んだ日もありました。こういう道具というのは、何かに変わることを手助けしてくれるものです。こういった小道具を積極的に取り入れて、児童の参加を促すのも非常に大切なことなんだなと、今日友人に気づかされました。


職員さんといろいろ話をしていく中で、児童館行事のクリスマスの演目や、お化け屋敷での扮装など、何かを演じるという行為が児童からすると難しく思えるようだと教えられました。話を聞いた職員さんは「最近の子」はと言っていましたから、意識が変わってきているのかも知れません。確かに児童館でも、ステップアップの様子を視覚化して、縄跳びの技ランキングなどを作って掲示していたりします。誰もができるところから一段一段上がっていく。何より児童館は「いろいろな経験を児童に与える」ことを目的にしていますから、とにかく経験して貰わなくては始まらないわけです。

10月公演「ダストシューター」は、大人だけでやる劇です。ですが、それを観て私もやってみたいとか、面白そうだなと思ってもらえたらしめたもの。その劇を観た後で、児童が考えた演目を見せ、あの子ができるなら私も!と、演劇に興味を持ってもらえるような企画にしたいなと思っています。


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