本番アルバム

2013年8月3日土曜日

演劇の日の様子(第十五回)

7月27日に行われた演劇の日の様子です。

写真左から荒川チョモランマの吉武さん、10月企画脚本の田村さん、介護士をやっている加藤さん。男性陣は後ほど紹介!




今回の演劇の日は、参加者8名で行いました。おとな船長は児童館に入ってまず、職員さんに今日の活動の説明。「まんがエチュード」として、天才バカボンの一こまを、みんなで再現するというゲームを提案したのですが「それは何が面白いんですか?もっと簡単なごっこ遊びから始めた方がよいと思います」との助言を得て、おとな船長はあちゃーと思った次第。何か動くときに、真似するだけなら楽かな?と思っていたのですが、漫画の真似をするって、ごっこ遊びよりも難しいのかもしれないんだなと反省し、演劇の日の参加者に趣旨説明。それが一番初めの写真ですね、稽古の概要を書いた紙を配って読みました。




車座になる私達

まず、今日やる「まんがエチュード」がどうやったら面白くなるのか考えようと話、その前に自己紹介ゲームを畠山くんの提案で行うことにしました。

女の子に囲まれているのがギターと役者とプールの監視員をしている畠山くん。離れているのはNPO法人でボランティアをしているウルフさん。



自己紹介ゲームは、時計回りに自己紹介をしていき、その度に前の人の紹介項目に一個ずつ付け足すというもの。1番目「名前」 2番目「名前+好きなもの」 3番目「名前+好きなもの+好きなご飯のおかず」といった具合。これはこどもたちと一緒にやったら楽しいかもしれないなと思いました。


 手合わせゲーム
その次に、部屋の中で怪我をしない・させない為に、周りを見ながら大きく動く準備を行いました。これは二人組になって、手を合わせ、お互いに相手に動きの指示を出していくというものです。このとき、提案したおとな船長は「足の裏、全部ぺたっとくっつけてください。話しながらやれる位に余裕を持ってください」と、この二つを注目ポイントとしてあげました。


そこそこ楽しめている私達

拡大コピーした天才バカボンを広げる私達

開始までそろそろ20分を切ったころに、まんがエチュードをいろいろとやってみることにしました。
天才バカボンを選んだのは、全身が書かれている絵で話が進んでいくからです。


実際にやってみようとしている

開始まで5分を切ったところに少年が!!

武器を探しにきた少年に、線路のおもちゃを無線にして指示をだすおとな船長

せっかく部屋に入ってきてくれたのだから、ここは全力で一緒に何かしようとする気にさせようと、スパイごっこへの布石をおとな船長は打った。少年は武器を探しに来ており、おもちゃの線路を武器にしていた。戦争ごっこをやるか?という空気になっていた。



倒れているのはおなじみの井出くん。畠山くんがロボットに。





15分ほど、ロボットを操る少年を中心として、戦争ごっこが行われた。この機転は、今日の冒頭で得た職員さんからの助言が大きい。しかしおとな船長は自分の持ってきたこともやりたがる。

まんがエチュードを少年を監督にし行う。
案外、少年は乗ってきてくれた。そして次々と出来上がる場面にOKサインを出していった。








しかして、1ページ作った後には、戦争ごっこに。井出くんが演劇の日の活動に対して「こどもを巻き込めないなら意味がない」と言ったことが今日も生きている。自分たちのもってきた物は、愛着があるとはいえ、いつでも取捨選択せねばならない交流手段の一つなのだ。

14時に常連のお母さんとこどもたちが参加

大人数のこどもたち相手にするようになってからやっていなかったが、自己紹介を行った。この時の「年の割りに!」と言った感じや「筋金入りのオタク」と言った自己紹介に驚いた。そして何より印象に残っているのは、こどもたち二人が、年齢について食いついてきたところだ。自分の先生と同い年とか、自分の何倍だとか、どうも名前や性別よりも、年齢のほうが引っかかりを持っているらしい。

こどもたちと車座になる
人も増えたので、みんなでやれることをしようと、監督をやってくれた子に、今来た子も混ぜてのシーン作りを提案。これは少し険悪なムードになったりもしてそわそわした。やらせたい監督と、そんなに長いせりふはいえないと嫌がる役者役。喧嘩になるんじゃないか思ったが、何とかコマを変え、役者役の男の子が「ここやりたい!」といえるところを見つけて収まった、かのように見えた。











監督は、読みたい漫画があるからと図書室に移動。残された私達は、監督不在のなか、一こま作ってみることにした。



何とかうまいこといった。その後は、よく参加してくれている男の子と一緒に、みんなでできるゲームはないかと話したところ、男の子から「ピアノを順番で弾いていく」という提案がなされた。「僕はこれしか弾けないけど、みんなで順番に弾こう、それに合わせて踊ろう」という提案に、私は非常に感動をして、これは弾くしかないと、じゅんぐり全員で弾いた。私は弾けないけれども、黒鍵だけを叩けばそれらしく聞こえるという知ってる人は知っている例の小技で切り抜けた。畠山君が一番弾けた。さすが。井出くんも弾けた。さすが。




男の子と参加者が交流を始められていると判断した私は、輪の外にいた男の子の妹、演劇の日になんだかんだで一番参加している女の子に読み聞かせを行うことにした。図書館に行って、どの本を読んでもらいたいか聞いたところ、「はらぺこあおむし」を選んで持ってきてくれた。これを結婚していてこれから幸せな家庭を築いていくであろう、参加者のはるかさんとともに読んだ。聞いてるようで聞いてない、聞いてないようで聞いている相手に読むのは非常に難しくて、それが楽しい。



あっちはあっちでやってる感



真似っこゲームが始まったらしい??












男の子が物語を作りながら動いていって、それをまねしたりして動いていたらしい。私は小休止していたので、その始まりのタイミングにピアノを井出くんといじって遊んでいた。井出くんとピアノを弾くのが楽しかった!







このあたりまで来ると何をしているのかさっぱり私はわからない。この時は、みんなで男の子と本を元にしてものを作ってもらいたいなと思って、図書室に科学の本を探しに行っていた。しかし、もっていった本はよくわからないといった雰囲気で、デンジャラス刑事なる漫画を一緒に読むことになったみたい。これが次第に分かれていって、おままごとをする人と、漫画を読む人、そして私が読んでもらいたいと思って、加藤さんに一番小さな女の子に読み聞かせをしてもらった。「しゃっくりがいこいつ」という絵本。

お母さんと加藤さんに挟まれて絵本を読み聞かされる

女の子同士でおままごと。





そんなこんなで2時間が過ぎ、終わったあとは児童館で取れたミニトマトを男の子と洗っておいしくいただきました。フレフレ号通信もその場で製作して、バックナンバーを男の子と一緒に読んで、なかなか楽しく活動できましたが、井出くんからは「終わった後が長い。もっと短くしましょう」と、次回はフレフレ号通信の工程簡略化が必須事項となりました。

お菓子は好き嫌いしても良いでしょ、野菜じゃないんだからとは男の子から。名言だね。




相手が動けるように指示をする努力について、今日文書にして配ったのですが、女の子に写真を撮ってもらおうとiPhoneの使い方の指示を出しているときに、三島さんにそのまま突っ込まれてしまいました。もっとうまく説明したいものですね。


この写真は好きです。リュックを背負ってるのが三島さん。


来月は美術の学校に通っている学生たちが秘密基地を作るよ!!楽しみだね!


0 件のコメント:

コメントを投稿