本番アルバム

2013年8月26日月曜日

演劇の日の様子(第十六回)

今回は秘密基地づくり!!
 
こんにちは、おとな船長です。今回の演劇の日は、胡桃ちゃんという美術を学んでいるメンバーがリーダーでした。原宿と渋谷の間にある専門学校の女の子たちと秘密基地作りの企画を練って、児童館に持ち込んでくれました。
 
 企画概要は以下に。
 
【秘密基地をつくろう!】
 
13:00~準備
14:00~ワークショップ
15:00~片付け
16:00~解散
 
美術学生メンバーとこどもたち
 
 児童館で採れた野菜を持つメンバー
 
 
足が小さいので児童館の上履きが履けた!
【メンバーについて】
 
美術学生メンバー
リーダーを筆頭に6名
 
フレフレ号メンバー
おとな船長
三島さん
佐藤くん
安藤さん
 
計10人
 
【材料について】
・ダンボール
23箱
 
(三島さんの車で胡桃ちゃんと三島さんが運搬してくれました)
 
・テープや画用紙
 
(胡桃ちゃんと美術学生メンバーの一人が調達してくれました)
 

 
 カラフルな服を着ている胡桃ちゃん
 
 
胡桃ちゃんからの企画説明
 
「秘密きちといっても、2階建てのものを作ったり、壁にダンボールぺたぺたはったりなどという常識を超えたことはしません!
身長前後の壁をつくって、できれば屋根も付けて、窓とか庭とか造ってみようか!のような程度だとお考えください!
 
準備時間に、こどもたちがダンボールにぺたぺた簡単に貼れるような装飾を画用紙などでつくる予定。例えば、ちょうちょとか、お花とか、飛行機とか、星とか。
その光景をみてこどもがよってきてくれたら嬉しいなぁ、って思いも。
 
あと、これは今の思いつきですが、「似顔絵屋さん」なる看板を掲げてもいいかな、と
 
秘密基地=編集を楽しむ
 
と私ども(美術学生メンバー)は考えております。かのチャールズ&レイ・イームズも、建築は編集だ!的なことを言っておりましたが、既存のものを組み合わせることと、それによって空間が生み出せる面白さをこどもたちに体験させてあげられたらなと思ってます。」
 
 
 

工作をしている様子
 
今回はこどもたちの参加も多く、未就学の子から中学1年生までで場所を共有することができました。各々自分の居方を見つけていっていて、この居方の見つけ易さについては今後に活かすべきと感じました。
風船に顔を描いて遊んでいる
 
演劇の日という名前ではありますが、そもそもこどもたちを巻き込めなければ意味がないと参加者の井出くんも口を酸っぱくして言っています。何か一緒に物を作ろうという気持ちを共有して、それから演劇を行う必要性を強く感じています。大人の事情を押し付けられる場ではないものをどうやって作れるのか。
 
紙で作った腕時計
 

 
 
 

秘密基地
 


 






 




お化け屋敷に入る様子
 
秘密基地を作って、最後にこどもたち、特に女の子二人組みが、そこをお化け屋敷にして参加したメンバー全員をそこに招きいれようとしていました。「あのおじさん絶対入ってない!!」と憤慨していたところを見ると、自分たちで考えたものに自信があったように見えます。合言葉を言って、狭く薄暗いダンボールの中に通される。これはおそらく児童館で行っているおばけ屋敷の真似なのでしょうけれど、作った物をみんなで遊ぶためにどうしたら良いかと、そこからアトラクションを生み出したというのは、感慨深いものでした。

フレフレ号通信を作っている
 
胡桃ちゃんからのやってみての感想
 
今日は「秘密基地をつくろう!」というテーマを設定して、段ボールや画用紙、マジックなど、身近にあるものを使って遊びました。
(企画意図としては、ものを「編集」して空間をつくるということを体験して欲しい、というのがありました。)

特に何をつくる、とは考えていかずに、その場の雰囲気で作りたいものをつくる、というスタンスで行きました。材料だけ用意すれば、子供たち、そして大人たちも、自由に発想して絵を描いたりものを組み立てたり、貼り付けたりして、予想以上に面白い光景を見ることができました。

小学校上級生らしき女の子たちが、おばけ屋敷を模したアトラクションを作り、そこに入って入って!とみんなを巻き込む姿も見られたり。
男の子たちは、秘密基地づくりというより、電車やロボットなど、動いて遊べるものに興味が湧いたようです。

その分、熱中しすぎて、子どもたちを片付けに誘導するのに苦労しました。なかなか片付けに入りたがらない子どもには、「これがおわったら、片付けね」と呼びかけつつ、その他のメンバーで片付けし始めることで、秘密基地の解体や片付けは予定通り16:00前には終わり、通信を書く時間もありました。

自分自身の反省としては、気がつくと私も熱中しすぎていて全体が見渡せてなかったことがあります。

子どもが好きや、工作好きなメンバーがいたからこそ、こどもたちの有り余るエネルギーについて行けたのかなと思います。劇団のみなさんにも、協力してくれた友人にも感謝です。人数が大勢だったこともあり、大変盛り上がりました。
 
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劇団フレフレ号という名前ですが、メンバーが変われば演劇をやる必要はないと思っています。
大事なのは、児童館という場所で、何かが継続されていくことだと考えているからです。
こどもたちの選択肢を増やしていくこと、そんな気持ちから、演劇以外のこともやれるようにしています。演劇でできること、演劇ではできないこと。しっかりと劇団として考えながら、今後も演劇の日を継続していけるようにメンバーと話し合っていこうと思った良い演劇の日でした。
 

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