本番アルバム

2013年8月18日日曜日

10月の児童館企画の稽古 1回目

8月10日に行われた稽古を終えて、昨日一回目の稽古で予想外に参加者の皆が「対等な関係」を作ろうとしていることが分かりました。

前回の稽古を終えて、稽古日数や稽古のやり方を考えた私は「やり方を変えないと間に合わない!」という問題に気付き、対策として新台本を提案しました。それに対して皆が反対意見を出してくれた際に、「対等な関係」であろうとする意見も頂きました。

私が共有できているか不安だった
「対等な関係を前提とした稽古場」
は、意外に浸透していたようで、その前提があるのだから

個人が問題発見

全体で共有

対策を考える

という流れを徹底すべきでした。
今回のおとな船長は

個人が問題発見

対策を提案

意見が出る

問題の共有

でしたので、要らぬ混乱を招いたなと反省しています。

けれども、今回のような事があっても上下を作ろうとしない皆の意識があれば、互いに真剣に良いと思う事を提案し、後腐れなく反対意見も出せる良い稽古場になるだろうとの確信が得られました。素晴らしい仲間たち!




さて当日はどんな稽古を行ったか
参加者以下


初参加者
藤原くん‐初参加、立教で演劇をやっています。
梅原先生‐立教の講師であり、強烈な演劇パワーを持っています。
嵯峨ちゃん‐桜美林で演劇を学んでいて元気があります。

おなじみのメンバー
おとな船長
井出くん
田村さん
ミッシー

計7人

当日のメニュー(13:00~16:30)

トーク 10分
ラヂオ体操 15分
バカ歩き 30分
フリータイム 15分

フリータイム 15分
ラヂオ体操 15分
残り時間は上演についての話し合いと実践

トークの内容は

おとな船長が演出ですが、演出は役者がいなくてもできることを基本にする

役者は演出家がいなくてもできることを基本にする

その上で力を合わせて作品にしよう


です。



当日手さぐりでやりましたが、二人一組になってもらって、ラヂオ体操やバカ歩きの指示を出し合う稽古を行いました。二人一組なので、例えば他のペアがやっている事に良い悪い感じることもあると思いますが、まずは演劇は○○である!といった固定観念を他のペアに押し付けない状態で始めようと考えています。実際自分の中での拘りを見つけられないうちは一方的な演劇論の展開が起こり、上下が作られてしまいがちです。



今回の稽古では初参加の藤原くんから質問があり劇団フレフレ号の成り立ちや公演の目的や目標についても話しました。



上演予定の台本をみんなで読み、10月企画の参加者の方から一つだけ注目する点を聞いていき、「わかりやすいこと 楽しめるものであること」などが挙げられました。また、台本を書いてくれた田村さんからは、「児童館という場所でやることに意味があるもの、嘘だけど、本当にあるんだと思ってもらえるようなものを」と台本内で扱われている「ダストシュート」というゲームに対しての想いを語ってもらいました。

参加者が持っている想いを声にしてもらって、あの人はこう考えてる、私はこう考えてる、を見つけあえたらと
思います。何より自分が何をやりたいのか、何をやらせようとしているのかを、言葉にしていってもらえたらなた思った稽古場でした。







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