本番アルバム

2013年10月28日月曜日

2013年10月25日 公演の記録

「ダストシューター」の様子
フレフレ号参加者は14人、12時30分から準備を開始し、16時に撤収を終えました。
今年度の準備はいつもこども達とお母さんと一緒に行い、演劇づくりを共に行う土台が少しずつ築けてきているなと実感した次第です。


第一会場の設営の様子

全員でダンボールを組み立てている 

屋外用照明を棚に取り付けている

舞台装置を飾る絵を描いている

絵を描くのが一番人気の作業であった

 出演者の一人である常連参加者と照明作業

手前は最年少常連参加者 

10時に来て職員さんの手伝いをしていた嵯峨ちゃん


舞台から見た観客席

本番中の写真はありません。こども達の様子は観劇に対して積極的で、舞台上よりも賑やかで、役者達としっかり交流を行えていました。こども達が役者のせりふを変更させる場面もあり、やる側としても非常に刺激的な体験となりました。

今年度は三本の作品をこども達に届け、それぞれの反応を見て来年度のことを考えようと思い

娯楽要素の強い「ダストシューター」と、哲学的な要素の強い「悪魔と一輪の花」、参加型演劇「おとなごっこ」の三本立てで上演を行いました。この三本を行ったことで、メンバーそれぞれ何をしたいのか深く考えるきっかけになり、終演後の話し合いは実り多い物になりました。


以下に参加者の感想を掲載します。


三島の感想

昨年の公演に比べてとても多くのこどもたちが観にきてくれた。
その中で土曜日もやっている学童保育のこどもたちが先生に引率されて参加してくれたことは、児童館とのより緊密な連携によるさらなる可能性を感じた。
半ば強引に会場に入れられて、すぐに抜けられるようにこども席の後ろに立っていた中学生の男の子二人が、見始めると「これ面白そうだな。」「観ていくか。」と声を掛け合い最後まで観ていたことも今回の「ダストシューター」のチカラを表す一コマであった。
こどもたちが参加できる形にすることで、目の輝きは大きくなったので今後もいろいろな形で取り入れていきたい。
多くのこともたちに体験してもらうためには、ます、多くの大人が参加する体制が必要だと思う。
実際に今回の公演を行えたことで、今後の展開に学ぶものがたくさんみつかったと感じたので、活かしていきたい。

菅原の感想

今回は事前の稽古に全く参加していないので、ほぼ一観客の感想に近いです。
ダストシューターに関しては上の三島さんの感想に非常に近いです。大筋としては小さな子供たちにも伝わりやすい、楽しいバトルものでありつつ、大人でもくすっと笑えるシュールな小ネタが挟まれている脚本なので、幼児~中学生までどんな層が来てくれるか当日までわからないフレフレ号の舞台に、とてもフィットしていたと思います。
2つ目の悪魔と花のお話に関してはやや難しい内容でしたが「わからないものはわからないままに、不思議な体験、不可解な体験として子供たちの中に何がしかを残したい」という意図なのかなと感じました。(違ったらすいません。)その姿勢自体は非常に共感しますが、わからないなりにも子供たちの興味を持続させるには、ちょっと尺が長いor世界の作り込み方が甘かったかなと。とはいえほとんどの子どもが最後まで大人しく残っていましたし、ふだん遊んでくれるときとは全く異なる顔をしたおとな船長に「演劇」をみた子もいるかもしれません。
3つの子供たちも参加する形は、全く新しいもので、今後フレフレ号が目指すところを最も象徴しているのではないかと思っているので(これも違ったらすいません)、そういったものをひとつ形にできたという面ではよかったと思います。ただ、やはり自由な空間、空気の中で子供たちの興味はそれぞれに分散してしまうことが多く、皆でひとつの体験を共有することの難しさを感じました。それでいい、という捉え方もあるかもしれませんが、個人的には、こういった形のものを今後も行っていくのであれば、より子供たちを強い興味でひきつける力が欲しいと思います。裁判も最後はちょっとダレてしまったというか、多数決もあまり機能しなくなっていたので。(←題材を聞いたときに、子供たちがどういった結論を出すのか、とても興味深かったので、曖昧な感じで終わってしまって残念でした。)

0 件のコメント:

コメントを投稿